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森田理論学習のすすめ

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2019.08.21
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カテゴリ:感情の法則
腹が立つ、不快、不安、恐ろしい、イライラ感、悔しい、嫉妬心、悲しいなどの感情はどんな時に発生するのだろうか。
目の前に何らかの事象がある。例えば暑すぎる、寒すぎるとぐったりして、不快になる。
自分が目的や目標を持って努力してみたが、どうにも達成することができない。
イライラして意欲が減退してくる。
他人が自分の存在や行動を、無視、拒否、抑圧、脅迫、否定する。途端に不安や恐怖が出てくる。
目の前に起きている出来事が、自分の頭の中で想定していることと、合っていないときに様々な負の感情が湧き出てくる。

では自分の頭の中では、普段どんなことを考えているのか。
生命の安全を確保すること。快適な住環境。美味しい食べ物にありつくこと。
欲しいものをできるだけ自分の所有物とすること。
子供が問題行動を起こすことなくすくすくと成長していくこと。
仲間はずれにされないこと。他の人たちから自分の存在、行動したことに対して評価をされること。
自分の問題点や課題、希望や夢を実現していくこと。

これらの欲望が、目の前に突き付けられた事実と、プラスにかい離しているときは快感となる。
反対に目の前に突き付けられた事実と、マイナスに乖離していると不快となる。
問題になるのは、マイナス感情が発生した場合である。
それを表に出すと、自分にも他人にも害毒を撒き散らかすことになる。
それは頭の中が「かくあるべし」で凝り固まっている人ほど、その不快感は大きくなる。
決めつけ、先入観、思いこみの激しい人ほど、感情に振り回される。
それらが現実の出来事と激しいバトルを繰り返すからです。

よく怒り狂っている人は、頭が真っ白になって、冷静な対応ができていなといわれる。
それは、アドレナリンやコルチゾールといわれるホルモンが瞬時に放出されることによる。
このホルモンの役割としては、血中のグリコゲンの量を増やすように働く。
そして、呼吸を早め、心臓の拍動を活発にさせ、さらに筋肉に栄養の大半を補給して臨戦態勢を整えるのである。あるいはすぐに危険回避の方向に動く。
その時に消化器や脳への栄養補給は一時的にストップする。
これが問題なのです。特に怒り狂ったときに脳への栄養補給が止まってしまうのです。
頭に血が上ることによって怒り狂うといいますが、これは事実ではありません。
栄養の大半は筋肉などの運動機能の活性化の方に向けられているのです。
その結果、脳の認知機能としては普段の30%程度にも落ちているのです。
そんな時は正しい判断能力は失われてしまっているのです。幼児並みの判断能力しかない。
そういう人とまともに会話していては、話がかみ合わないのは当然のことです。
もしそういう人が目の前にいたら、その場を離れて、時間をおくことです。

脳の機能を正常に保つためには、怒りを少なくすることが大切です。
森田理論で学習したように「かくあるべし」を減らしていくことはとても大切なことなのです。
自分の精神状態や身体を健やかに保つためには、目の前の事実に対して、素直に認めること。
素直に受け入れるようになることが極めて大切になるのです。
これでアドレナリンやコルチゾールなどのホルモンの放出が抑えられます。
これを身につけると、不快な感情に振り回されることは回避できるようになります。
そのための方法は、森田理論の学習の中で様々に学習されていることと思います。
大事なことは、それらを身につけて、習慣化することです。
そのための応援はできるだけさせていただきたいと思っています。





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Last updated  2019.08.21 06:30:08
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森田生涯@ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
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