このところ隆盛しているウーバーイートや宅配用軽貨物車であるが、求人の多いハードワークであり、行政、警察の取り締まりが追っつかない・・・ブラック業界なんでしょうね。
朝日新聞の記事『増える宅配、事故が怖い』をスクラップしたが、ネットにもこの記事がでていたので紹介します。
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増える宅配、事故が怖いより
事業用の軽貨物車「黒ナンバー車」の事故が増えている。主に使っているのは、個人事業主として宅配の配送を担う運転手たちだ。ネット通販(EC)市場の拡大で荷物が増え、現場の負担が増していることが背景にあるようだ。(片田貴也)
大手運送会社の配送を担っていた30代の男性ドライバーは2020年夏ごろ、カーブミラーに衝突する事故を起こした。配達先から細い生活道路をバックで戻ろうとした時だった。頭がボーとしていて、詳細は覚えていない。
ほかにも、不注意で配達先のアパートのフェンスを壊すなど、働いていた約半年の間に、4件の物損事故を起こした。運転には自信があり、配送を始める前は無事故だった。「物損事故だけだったのが幸い。もし人が近くにいたらと思うと冷や汗が出る」と漏らす。
思い当たるのは、過重労働だ。男性は、東京都内の自宅から1時間をかけて朝8時に配送拠点に出勤。夜10時ごろまで週6日働き、睡眠時間も削られた。
男性は個人事業主で、大手運送会社の委託会社と業務委託を結んでいた。社員ドライバーや配送拠点の担当者からは、荷物を配る進捗が遅いと電話が入り、契約解除をほのめかされることも。仕事量を減らしたいと相談しても、何の対応もなかったという。過労のため、半年で仕事をやめた。
(中略)
<事業用「黒ナンバー」緩い規制>
国交省によると、軽貨物の運送業者は15年度末の約15万4千から、20年度末には約17万7千まで増えた。同省担当者は「事業者数の大半が個人事業主とみられている」と話す。
運送会社と業務委託を結ぶ配達員は、雇用されていないため労働基準法が適用されないことが多く、労働時間の規制がない。建交労軽貨物ユニオン(横浜)が昨年実施した調査では、配達員83人のうち、4分の1が12時間以上働き、約半数の稼働日数が週6日以上と答えた。
(後略)
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ネット通販の雄といえばアマゾンであるが、その実態を知りたいということで・・・『潜入ルポ アマゾン帝国の闇』という本を図書館に借り出し予約を入れたところです。
【潜入ルポ アマゾン帝国の闇】
横田増生著、小学館、2022年刊
<「BOOK」データベース>より
潜入ジャーナリストが巨大倉庫で見た“便利の裏側”とは?第19回新潮ドキュメント賞受賞作。
【目次
第1章 15年ぶり2度目の巨大倉庫潜入/第2章 アマゾンではたらく社員の告発/第3章 宅配ドライバーは二度ベルを鳴らす/第4章 ヨーロッパを徘徊するアマゾンという妖怪/第5章 ジェフ・ベゾス あまりにも果てなき野望/第6章 わが憎しみのマーケットプレイス/第7章 フェイクレビューは止まらない/第8章 AWSはAIアナウンサーの夢を見るか/第9章 ベゾスの完全租税回避マニュアル/第10章 “デス・バイ・アマゾン”の第一犠牲者
<読む前の大使寸評>
追って記入
<図書館予約(10/14予約、副本2、予約10)>
rakuten潜入ルポ アマゾン帝国の闇
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