早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。
ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?
『日本のならわしとしきたり』という蔵書に二十四節季の記事があることを思い出したのです。
ウェザーニュースによれば、気象庁は今日2月15日(木)に関東地方で「春一番」が吹いたと発表しました。昨年(2023年)の3月1日よりも2週間早い春の便りとのことで・・・なんか気候が荒々しく感じられる昨今です。
来週1週間は神戸は雨とのことだそうで、困るがな。
春一番
【日本のならわしとしきたり】
ムック、 徳間書店、2012年刊
<内容紹介>
ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。
<大使寸評>
とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪
Amazon日本のならわしとしきたり
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この本で、雨水のあたりを見てみましょう。
和暦p8
<雨水>
農耕の準備を始める時期の目安とされる節季
雨水は現行の暦(太陽暦)では、2月19~20日ころから啓蟄(3月6日ころ)に入る前日までの期となる。節分から12日目が雨水の初日にあたる。
雨水の時期になると、それまで空から降るモノは雪だったが、このころから雨に変わることが多くなり、雪氷が溶け始め草木の芽吹きも始まるようになる。これが「雨水」の名前の由来となっている。
ただし雨水に入るころは、関東地区ではいちばん雪の降る時期でもある。二十四節季は中国の気候を基に作られた暦のひとつのため、実際の気候とのズレがあった。
以上のように、雪が雨に変わり、寒さも和らいでくる「雨水」は、長い間、農耕の準備を始める目安とされてきた。実際の気温も、「三寒四温」の言葉通り、3日寒い日が続くと4日暖かい日となり、日々「水温む」が実感できる気候となる。
立春後、初めての南からの風(春一番)が吹くのもこのころだ。やや強い風だが、冬の北からの空っ風と異なり、暖かさが感じられる風である。春本番がすぐそこまで来ていることを知らせる春一番は、春を待ち望む待春の心を最も強く表現した言葉だろう。ちなみに西洋占星術では、雨水を迎える日は魚座に入る日となっている。
この時期の七十二候は、次の通り。
初候 「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」雨が降って土が湿り気を含む。
次候 「霞始靆(かすみがはじめてたなびく)」霞がたなびき始める。
末候 「草木萌動(そうもくめばえいずる)」草木が芽吹き始める。
春雨に霞がかたむき、草萌えるころ
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