早朝に散歩する太子であるが、南東の空に月と金星が見えるのです。
ちょうど三日月の内側に金星が位置しているが、これって中東諸国が好むマークではないか。また、このマークは春分と関係があるのではないか?
このところ夏日とはしり梅雨のような日が立ち代わりに現れているが、梅雨入り宣言はいつ出るのでしょうね?
『日本のならわしとしきたり』という蔵書に二十四節季の記事があることを思い出したのです。
【日本のならわしとしきたり】
ムック、 徳間書店、2012年刊
<内容紹介>
ありふれたムック本ということなのか、ネットにはデータがありません。
<大使寸評>
とにかく「今日は二十四節季でいえば、何になるか♪」を知りたいロボジーにとって、座右の書となるでしょう♪
Amazon日本のならわしとしきたり
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麦秋
この本で、小満のあたりを見てみましょう。
和暦p15
<小満>
万物が次第に成長して、大きくなること
立夏から15日目ころにを小満の節を迎える。期間は5月15日ころから次の節である芒種の前日までである。小満に入るころは「万物が次第に成長して、大きくなること」であり、なかでも、秋に蒔いた麦に穂がつくころにあたる。「小満」は、その出来具合に「少し満足する」といった意味である。
ちなみに『暦便覧』では「万物盈満すれば草木枝葉繁る」とある。盈満の意味は、広辞苑によると「物事が充分に満ち足りること」。小満は、現時点での出来具合が「まずまず」といったほどの意味。
旧暦時代の暮らしでは、作物、なかでも米麦などの穀物の出来が暮らしと経済を左右していたため、収穫までは目を離すことができない。歳時記は、こうした季節の移ろう状態を短い言葉でまとめた冊子だが、農作業の重要な指針とも、なっていたのである。
また小満は穀物だけでなく、梅、桜桃梅(ゆすらうめ)などの草木が実をつけ始めるころでもある。さらに、七十二候に「蚕起食桑」があり、養蚕の蚕が盛んに桑の葉を食べ始めるのも小満のころだ。
小満の期間の七十二候は、次の通り。
初候「蚕起食桑(かいこ、おきて、くわを、はむ)」
次候「紅花栄(べにばな、さかう)」
末候「麦秋至(むぎのとき、いたる)」
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二十四節季の立夏に注目(復刻3)
令和 6年(2024) 暦要項