ユメカサゴ
10cmほどの小さいのはちょくちょく釣れる水深300mから釣り上げてもピチピチしていて、水圧をものともしないリリースすると海底に向けてゆらゆらと泳いで帰っていくカサゴの仲間は種類が多く、区別が難しい一般的に標準和名の「ユメカサゴ」で呼ばれているが、一応、同定してみる側線は溝状ではなく、側線有孔鱗で開口する(さっそく、よく分からないが、溝状ではなさそう)胸鰭に遊離軟条がない胸鰭も背鰭も普通の大きさあるいは、背鰭が大きい場合は胸鰭が臀鰭起部にかろうじて達し、胸鰭が大きく臀鰭基底中央部に達する場合は背鰭が普通の大きさ(鰭の形状がミノカサゴ的ではないということか?)胸鰭に欠刻がない(あるように見えるけど)①背鰭軟条数は11以上(10の時は頬に棘がない)②頬(眼下骨系)に棘がない(1棘あるものがいるが、背鰭軟条数は12~13)(正直、よく分からん)胸鰭上半部の後縁は浅く湾入するか、または截形①尾鰭後縁は浅く湾入する②胸鰭腋部に皮弁がある①側線の上下に暗色線がない②岩手県以南、東シナ海、朝鮮半島南部に分布これでようやくユメカサゴに行きつくわけだが、答えを知らずにたどり着ける自信はないな条鰭綱 スズキ目 メバル科 ユメカサゴ属 ユメカサゴ学名:Helicolenus hilgendorfi (Steindachner and Döderlein, 1884)ノドグロ=アカムツというのが知れ渡っているが、ユメカサゴをノドクロとよぶ地域があるらしい呼び名だけではなく食味も値段もアカムツと肩を並べる高級魚アカムツ・ユメカサゴ・クロムツの3種を塩焼きにして食べ比べアカムツは文句なく美味い アカムツは焼くに限るユメカサゴはしっとりとしたきめの細かい肉質 それでいて身離れもよく食べやすい実に美味い アカムツに負けていない煮付けにしたらアカムツより上じゃないかしら大きいのが釣れたら試してみよう食べ慣れた?クロムツはいつも通りの美味しさ刺身・煮付けではアカムツより美味しいと思うけど、塩焼きだとアカムツ・ユメカサゴの方が上だね