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June 27, 2017
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平成28年7月27日(水曜日)AM8:18  夫のレター

4~5日前から腹背の痛みが強くなってなかなか笑顔が戻らなくなりました。

mawakoが気を使って明るく振舞ってくれるのを有難く見つめています。ありがとう。

痛みが強くなるとどうしても思いも沈んで死を想い、死後を考えてしまいます。

でもだからと言って、必ずしも悲観的になっているわけではありません。私の病気の進行は

止めることはできないし、やがて訪れるXデーを拒否することもできません。したがって

それらをあるがままに受容していこうと思い定めているので大きな心の動揺はありません。



5月連休中には裏庭に野菜コーナーを作り、苗を購入し、夫が張り切って準備しました。




ただ痛みをコントロールしてもらわないと心身共に力を失ってしまうのでこれだけは医者に

助けてもらわねばなりません。




私が先を思って悩み沈んでしまうのは、私自身の事よりもmawakoのことを思い悩むからです。

毎日毎日mawakoが涙をこらえるように、私もまた、mawakoの行く末を身を切られような

想いで案じています。  


でもmawako‼ 独り残される世界はまさしく厳しい冬の世界であり、深い深い夜の闇に

例えられるでしょう。冬の世界で身を切リ裂かれ、夜の闇の奥深くに閉じ込められるような

生を生き抜かねばならないでしょう。寂しく辛くて苦しい毎日でしょうね。



でも mawako‼ 冬は必ず春を呼び、夜は必ず朝を迎えます。これはまさしく天地の理です。

mawako‼ 耐えてくださいね。

必ず春が廻り来て、朝が訪れmawakoにも微笑みが戻ってくる日が必ず来ると信じています。

私を胸に抱きながら微笑みの絶えない生活を取り戻してください。私もきっとmawakoの胸に

抱かれて幸せに眠り、mawakoを待つことができるでしょう。7月26日の体重46.6kg

rain

この日の夫のレターは辛いものでした。

夫の方がず~っと自分の死後に妻がどれほどの辛い日々を過ごすことになるのか、妻自身よりも

的確に予想していたように思います。なぜなら、妻の私自身が死後にこれほどの苦しさに

襲われると予想できませんでしたから。

涙を流し、時には狂ったように泣け叫ぶ私に「僕がmawakoの立場だったら、もっと以前に

狂っていたと思う。だからmawakoの気持ちがわかるよ。」と優しくなだめてくれた夫でした。

こうした夫の心情を想い、これほどまでに大切にされていた幸せを嬉しく思います。



   
私はミニトマトに挑戦、これが難しくなくて毎年、十分育てるのも食べるのも大満足でした。




しかし反面、私は深い深い後悔の念も湧き来るのを禁じ得ません。

迫りくる死と向き合いながら頼りない意気地なしの妻のことを案じなければならなかった

夫の苦しみを思うからです。意気地なしであった妻の度量の狭さを悔いてしまうのです。

入院当初のようにもっと気丈に「私のことは何も心配せずに安心して欲しい、

しっかり生きていくから」と安心を与え、「あなたはまだまだ長生きできる。

あなたが逝くなんて信じていません、あなたの生命力を信じています。」と言い、

泰然とお世話できなかったのだろうか。

そうではなく、次第に私の言葉は残酷の度を増し、夫を苦しめてしまいました。

「だんだんあなたとの時間が残り少なくなっていく、・・・」

「独りでは生きてゆけない、彼岸で待っていてくれなくていい、一緒に連れて行って・・・」と

夫を困らせた。



夫がこだわり栽培・収穫に取り組んだ「ももたろう」、大きくなり満足しました。



夫の深い私への想いと、夫への私の深い後悔の念を抱きながら、

「冬は必ず春を呼び、夜は必ず朝を迎える。これはまさしく天地の理」と綴ってくれた

夫の言葉を支えにして今を生きています。

rain


画像は元気なころは裏庭の野菜コーナーでトマト、キュウリ栽培を楽しみました。2013年7月





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Last updated  June 27, 2017 01:50:39 PM
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