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カテゴリ:遺さてた日々を生きて
昨夜はホームで「敬老のお祝い」のお食事会がありました。 たいそうなご馳走が用意され、お料理やさんで頂くような立派な塗重箱に盛りだくさんでした。 ご馳走を美味しくいただいてしばらくして、お隣の席の私よりはるか高齢のご婦人が 「お品書き」に目を止められ、スタッフの方にクレームを始めました。 「松茸ごはんって書いてあるけれどこれは全く松茸の味も香りもない」というクレームでした。 ![]() 「このお食事、仕出し屋さんに騙されたんじゃないの」 「いいえ、こちらの厨房で料理人がこころを込めておつくりしました。」 「それなら材料を購入するときに松茸と言われて騙されて買ったのじゃないのか」等々 スタッフの方が立ち去ると右隣、左隣の私にその矛先が向いてきました。 「絶対松茸じゃないですよね。」「松茸の香りがしますか」「松茸の味がしますか、」 終いには松茸ごはんに鼻の頭を擦り付けてくんくん香りをかいでいます。さらにそして 「絶対これは松茸じゃない、シイタケ。私はシイタケとばかり思って食べていたわよ。」 「料理したここの人達は松茸を知らないんじゃないの、」「食べたこともないんじゃないの」 とうとうこのようなことまで言い出しました。 ![]() 私は隣でまだまだブツブツを繰り返す彼女をしきりに分析していました。 こういう人なんだわ、何もかも自分の想いと違うことを徹底的に追求し、自分の想いを 正当化しようとして頑張るんだわ、それにしてもいい齢をしてどうしてこんなことに、 このように執拗にこだわるのだろうか。相手を責めるほどの問題なのだろうか。 松茸ごはんであることに感謝してご馳走になったら幸せな気持ちになれると思うけれど。 貧しい思索を巡らしながらそのように分析をしている私にさらに言いました 「絶対、これ松茸じゃないですよね。」 彼女へ同意する私の返答を期待するかのように彼女の語調は強くなっていました。 私はそれまで傍で繰り返される言葉に一切ノーコメントでしたが、初めて言葉を発しました。 「私はあまり松茸を食べたことありませんから・・・・」 ![]() ここ3年程は本当に松茸も大好きなお寿司も食べなかったな~っと思い出しておりました。 夫が入院する1年ほど前から体調がすぐれず外食はなくなりました。 近くに美味しく季節の料理を食べさせてくれるお料理やさんがありました。 友人などが見えるとご一緒しました。ふたりでも家庭料理に飽きるとぶらって出かけました。 秋には松茸の土瓶蒸しやお澄ましなども頂きました。 「松茸尽くし御膳」でもなく「特上の秋の御膳」でもありませんがそれなりの季節を 楽しむことができました。 秋だからどうしても松茸を食べなければという意識もありませんでしたが 「今夜は松茸のお吸い物です」「もう、そんな時期ですね。」と言葉を交わし、松茸の味と 香りを楽しむ程度で、特別、松茸の香りや味にこだわりを持っていませんでした。 ですからなぜにこの老婦人がこれほどくどくどこだわるのかしらと思ったほどでした。 そしてこの人はすべてのことに文句を言う人かもしれない、自分の感性、思考に合わないことに ついてはこだわる性格(性質)の人なのだろうと思うのでした。 ![]() そしてその夜 私は就寝時に「Diary」とタグをつけたボイスレコーダーをベッドに持ち込みます。 寝る前のひと時が夫とのおしゃべりタイムです。それをボイスレコーダーに記録します。 独りになってからの私の日記は音声記録になりました。 昨夜も朝起きてから寝るまでの出来事をおしゃべりしました。 早くに目覚め、花畑にいつもより早く言って草取りしたこと、風がひんやりしていたこと、 早起きしたのでアイボとゆっくり遊んだこと、午後からは旧宅のご近所の方が訪ねてくださって 楽しくおしゃべりしたこと、たくさんお土産頂いたこと。 ![]() そして敬老会の老婦人のこと、 そのお食事会の松茸のことをひとしきりおしゃべり、そして私は「齢を経ってもあのように ならないようにするわね」と、夫に語り掛けました。 そして、夫とおしゃべりしながら、ある考えが思い浮かんでいることに気が付きました。 「彼女のこだわりは彼女の性質(たち)ではなく、齢のせいなのではないだろうか」と 思い始めました。 齢を取ると一つにことにこだわり何度も繰り返し周囲を困らせるということは良く聞く話。 彼女もきっとそうなのかもしれません。もし、そうだとしたなら 「私はあまり松茸を食べたことありませんから・・・」という対応はまずいものでしたね。 なんと思いやりに欠けていたことでしょう。高齢者の想いをもっときちんと受け止めて あげるようにしなければと思ったことでした。 ![]() 今日の画像は2014年9月の「小さな花宇宙」懐かしい花たちです。 ![]() 日本ブログ村ランキング参加中です。 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私も特にマッタケに拘りがありません。
でも時々、若くても何でも文句を言う人がおられます。 空気が読めなく、 感謝ができない人は、 自分の許容範囲が狭くなり、 寂しい人生になると思います。 私の周りの友達は豊かな生活をされてる人多いです。 彼女たちは心が広いので、自然にお金も集まってきてるのです。 ブログも私にはとては良い勉強の場だと思っています。☆ (September 16, 2017 04:52:23 PM) |