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日本のファンタジー小説

May 1, 2021
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みなさん、こんばんは。
ミャンマーで日本人ジャーナリストが拘束されていますね。
今日は乾石智子さんのファンタジー小説を紹介します。

イスランの白琥珀
乾石智子
東京創元社

《オーリエラントシリーズ》では西のコンスル帝国がメインパートの舞台だった。今回は、《紐結びの魔道師シリーズ》でおっそろしい魔道師を送り込む悪役パートを担い、他シリーズでもサイドストーリーとして登場していた東のイスリル帝国が物語の舞台になる。

 イスリル帝国は優れた魔道師にして国母イスランとその子供達により統治されていた。イスランに大魔道師になると見込まれたヴュルナイは、軍を率いてコンスル軍を相手に幾多の戦いを勝利に導いた。ここまでなら“めでたしめでたし”で終わる。しかし読者はオーヴァイディンと名前を変えて生きるヴュルナイの変わり果てた姿を冒頭で見せられる。落差が起こった所以を、一代の名君のもとで栄えていた【過去】と、暗君によって治められ賄賂が横行し政治機構が機能していない【現在】の、二つの時系列を交錯させながら語る、オーソドックスなスタイルが取られている。

 大魔道師の挫折と再生が本編のテーマだ。能力としては過去においてピークに達しているので、メインは精神の成長になる。そうはいっても、ビルドゥングスロマンというには、主人公が年を取りすぎている。魔道師なので長生きであり、見た目は中年でも言うを憚られる年齢である。いい年した男がうじうじっていうのもね…という不満は、乾石作品の特徴である、竹を割ったような性格ではっきりしている女性キャラクターで相殺される。主人公ヴュルナイが過去に囚われてうじうじするのはストーリ―上必要な過程なので仕方ないが、その分無実の罪で捕らえられた若い女族長ハルファリラや宮崎駿アニメに登場しそうな双子の魔女など、自らに課せられた運命を受け容れていく女性達の強さが際立つ。

 さて彼等と相対する悪役なのだが、悪役としての記号的な役割に留まっている。深みを持たせようとしたのかもしれないが、過去の人物がとってつけたように出てくるのも違和感があった。そもそも主人公が最強の魔道師なので、敵がどれほど凄い技を持っていても、主人公が勝つ結末が見えてしまうから弱い印象なのかもしれない。

 「コンスルとイスランって何?」と思った人は、どれでもいいので本を開いてみると、地図と年表が載っている。既刊書がどの時代の事を書いているかも書かれていて、わかりやすい。


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最終更新日  May 1, 2021 12:00:22 AM
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April 21, 2020
みなさん、こんばんは。マスク配布始まっちゃうですんかね。本当に要らないな。
今日は皆さんがよく知る名作に似ている作品を紹介します。

クラリネット症候群
乾くるみ
徳間文庫

 目覚めた時に虫になっていたのは、『変身』のグレゴール・ザムザ。では、グレゴール・ザムザが虫に体を乗っ取られていて、尚かつ虫の意識が頭に流れ込んできたら?ゴキブリを見て「おいしそうだ」と思った虫が、人間の手でゴキブリをぎゅっとつかんだら?うわ、考えただけで気持ち悪い~。『マリオネット症候群』は、虫ではないが、誰かに自分の体を乗っ取られた女性の物語。

 どうも乗っ取った相手が男性らしい、という滑り出しは、彼の反応が映画『転校生』みたいだなぁ、とクスクス笑えた。実はこの後、深刻な真相が段々わかってくるのだが、それでもクスクス笑いは止まらない。暗号系の話が好きならば、もう一つの中編『クラリネット症候群』も楽しめるだろう。 こちらは書き下ろしで、『クラリネットをこわしちゃった』の歌みたいに、特定の文字が消えて行く現実に遭遇する高校生の話。途中文字が消えて、読みづらい所もあるが、こちらもそこそこ笑える。あまりにキツいブラックジョークばかりだと「うーん、この状況って笑っていいの?」と悩まされるが、本作ではその心配なし。


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最終更新日  April 21, 2020 12:00:21 AM
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March 7, 2020
みなさん、こんばんは。とりあえず時差出勤の一週間が過ぎました。座って帰れるのがいいです。さて、今日は十二国記最新作の第三巻を紹介します。

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記
小野不由美
新潮文庫

 既出のレビューを読んで頂くとわかるように、全四巻中本篇を読むと、「やっと!!」という読者の安堵のため息が聴こえる。中には号泣している人も(そんなにか(驚))。そうなのだ。生きていたのだ、あの人が。まあ白雉がいるからね。あの人が誰かは最低限ネタバレしないということで。そうか小野主上、最後に読者を救うのか。本篇にしてようやく、偽王として立った阿選の心情が描かれる。皆が知りたいのは“なぜ”やったのかという理由。

 理由の一つは、目に見えないが最も尊ばれる、天意という厄介な存在にある。阿選も王になりたい気持ちはあったが、プライドが邪魔して驍宗の昇山を許す。そんな彼に向って「もしお前が昇山していたら、泰麒は額ずいていたのではないか」と言う者がおり、疑念が兆す。確かに天が全てを決めるのならば、これほどまでに荒れている国を放置していることが天意になる。そして天意を民に伝える抜群のアピール力を持つ泰麒は、角を折られて目に見えるわかりやすいアピールが出来ない。八方塞がりである。阿選は自分でなく驍宗を選んだ天に挑んでいるのかもしれない。

 相変わらず久々に会う面々には「大きくなって」と必ず言われる泰麒。以前はどれだけマスコット状態だったかが窺い知れる。


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最終更新日  March 7, 2020 12:00:18 AM
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March 6, 2020
みなさん、こんばんは。昨年18年ぶりに小野不由美さんの十二国記シリーズが刊行されました。
本巻はその第一巻です。

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記
小野不由美
新潮文庫

 Facebookで囁かれ始めてから遂に、満を持して十二国記最新刊登場。18年小野主上を待ち続けた皆さまの辛抱強さにただただ感服するばかり。

 高里要改め戻ってきた泰麒が戴国を目指す所で終わった「黄昏の岸 暁の天」の続きになる。メインヒロインの陽子は登場せず、泰麒とその一行が、所在不明の驍宗をひたすら探す。この世界では、国王からの依頼がなければ他国を助けてはならないという掟があり、戴国にはまず自助努力が求められる。国王も麒麟もいない国は荒れ果て、疑心暗鬼の中で一筋の旧王を慕う勢力が希望を繋ぐ。一方で偽王となった阿選がなぜ今回のような暴挙に出たか怪しむ件も描かれる。なぜならば阿選は決してヴィラン=悪漢ではなく、むしろ驍宗とは別のタイプのリーダーとして立てる人物だったからだ。阿選その人ではなく周辺が勝手に政を行っている気配もあり、この辺りは忖度がまかり通っている現代日本を彷彿とさせる。

 選んだ主もおらず、トレードマークの角もなく、よって特殊能力も持たない泰麒には、かつて見知った人達の記憶によって辛うじて麒麟と認められているが、実際の所はただの少年と同じだ。彼にはおそらくこれから辛く苦しいアイデンティティ確立の旅が待っている。


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最終更新日  March 6, 2020 12:00:22 AM
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December 19, 2019
みなさん、こんばんは。綾瀬はるかさん主演でNHKドラマ化もされた守り人シリーズを知っていますか?上橋菜穂子さんは世界的に有名になりました。

虚空の旅人
上橋菜穂子
新潮文庫

 上橋さんの名前を一躍有名にした『守り人』シリーズの外伝。『守り人』がタイトルについた作品が、新ヨゴ皇国の皇太子を護衛するバルサを主人公に据えているのに対して、『旅人』がタイトルについている作品は、皇太子・チャグムが主人公だ。普通なら甘やかされて育つ王族に生まれた彼は、奇妙な体験をしたせいで庶民達と暮らし、帝王教育では学べないことをいくつも体験している。心優しきチャグムだから、即位の儀に招かれたサンガル王国で起こる陰謀に、知らんふりはできない。ましてや、「神を宿した」として幼い娘が海に葬られると聞いて、自分の境遇を重ね合わせてしまう。皇太子の成長を縦糸に、周辺国の動きを横糸に織りなす物語は、小野不由美さんの『十二国記』シリーズに似ている。弱そうに見えて意外な強さを持っていたり、己の信じる道を貫く気概がある所など、主人公の性格も共通点が多い。自分を知るからこそ、どこまでも謙虚で、他人にも寛容になれるチャグム。理想の国主となりそうな、彼の成長が楽しみ。利発で優しい皇女サルーナ、その姉で、夫の目論みを見越している策士タイプのカリーナなど、サンガル王国の女性達脇役陣も個性的。


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最終更新日  December 19, 2019 12:00:22 AM
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July 26, 2018
みなさん、こんばんは。夜久々に雨が降り、ちょっと涼しくなりました。嬉しいですね。
さて、今日は小野不由美さんの人気シリーズを紹介します。

華胥の幽夢 十二国記
小野不由美
講談社X文庫

 十二国記シリーズ最新刊の「書簡」では、王になりたての陽子と、彼女の大親友・楽俊の、互いの「せいのび」が、書簡によって描かれる。彼等は互いに周りから、「迫害」には遠く及ばないが、「大歓迎」にはほど遠い目で見られているし、本人達もそれを感じ取っている。そして、お互いがどんな風に見られているか、どんな思いをしているかも、遠く離れていても、何となく察している。
それなのに、彼女達は書簡でせいのびをする。自分のためというよりは、書簡を読む相手のために。
そんな風に思える相手を持ち、そんな手紙を書ける彼等が、羨ましい。

「乗月」「華胥の幽夢」は、「これが正しい」と信じた対照的な二人が登場する。
為政者となる事の難しさ、為政者である事の難しさが描かれる。他、「黄昏の岸 暁の天」直前の泰麒が過ごす、つかの間の平和が描かれる「冬栄」、「帰山」収録。












最終更新日  October 5, 2019 09:57:14 PM
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April 11, 2018
みなさん、こんばんは。サッカー日本監督の大会2ヶ月前の解任にはびっくりしました。
遅すぎるのでは?

さて、本日紹介するのは怖くないミステリです。

生き屏風 角川ホラー文庫/田辺青蛙

昔に比べれば、鬼も随分幸せになったものだ。

 童話『ないた赤おに』では、赤おにが受け入れられるために、青おにと別れなければならず、『桃太郎』『金太郎』では退治されてしまう。

 ところが、夢枕獏の『陰陽師』では鬼の哀しみが描かれて同情を誘い、本作の主人公・小鬼の皐月は、人間から相談事を持ちかけられる存在だ。

 頼まれたのは「病で死んだ酒屋の奥方が屏風に取り憑いて、あれこれと我がままを言うので、話相手になって欲しい」ということ。現世と異世界の真ん中に絵が介在するのは、行方不明になった親友が掛け軸から出てくる、梨木香歩の『家守綺譚』と似ている。「死んだ後も生きた人間を困らせるなんて、なんて傍迷惑な」という奥方の印象が、皐月との交流で変わってゆく。妖艶な狐妖、喰えない猫みたいな皐月の師匠(実際猫に変化する)が登場し、ほのぼのした雰囲気が漂う。「まるで講談師みたい」と言われる皐月が、この先いくつの「あやかし物語」を語るのか、とても楽しみ。



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最終更新日  April 11, 2018 12:00:34 AM
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August 25, 2016
みなさん、こんばんは。女優の高畑淳子さんの長男の事件は驚きました。
まあ、苦労をしてこなかったんでしょうかね。

こちらは日本のファンタジー小説です。


BH85―青い惑星(ほし)、緑の生命(いのち)

製薬会社に勤務する水木恵は、利用者・別府から「毛髪の伸びるスピードと色がヘンだ」と電話で相談を受ける。実は、開発部から営業部に異動になった毛利理が、出荷時に紛れ込ませた〈BH85〉というまだ実験段階の薬が原因だった。しかもその薬にはある秘密があって、次から次へと人間や鳥を同化してゆく。

 どん臭い理系男・理としっかり者の恵が事件の真相を追ううちにお互いが気になり始める…というのは、ロマコメにありがちな展開。でも、ここからもパターン通りの展開を期待すると、肩すかしを喰わされる。バイオハザードという恐ろしい事態を扱っているのに、当事者達がやけにのんびりしているのだ。
 
 スリルとサスペンスの中で、行動を共にするうち恋愛感情が湧き上がる、なんて事にはならず、さしたるドラマティックな展開もなしに、二人は、これから生まれてくる子供の将来について話し合っていたりするのだから不思議だ。

 映画『スターウォーズ』シリーズのチューバッカや、アニメ『エヴァンゲリオン』のヒロインが例に挙げられたりと、ある世代の大人達のオタク心を刺激するアイテムがいっぱい。吾妻ひでおさんのイラストも、どこかすっとぼけたキャラのイメージにぴったり。


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最終更新日  August 25, 2016 12:07:00 AM
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August 31, 2015
みなさん、こんばんは。今日も関東はあいにくの雨です。
そして8月が終わりですね。あっという間でした。

こちらは日本のファンタジー小説です。


竜盤七朝DRAGONBUSTER 01
秋山瑞人

王の一族とはいえ十八番目の娘で、周囲から期待も注目もされていない月華(ベルカ)。腕は立つが、青い目をしているため差別されている若者・涼孤(ジャンゴ)。

 月華には、財産も、面倒を見てくれる者もいるが、その身分ゆえに自由に行動が出来ない。涼孤には財産もなく天涯孤独だが、自由に町を歩ける。そして二人とも、剣術には真剣。お互いの持ってないものが相手にはあり、お互いが惹かれているものが同じ。ほうら、二人が恋に落ちる条件が揃った!

 でもまだ本作では、ラブラブにはほど遠い。男の子より女の子の方が早熟だから、月華がいくぶん意識している感じではあるけれど。お互いの境遇をまだ知らないから、これから関係がどれだけ変わるかは未知数。大人っぽい姐さんタイプの女性、腕自慢の相棒、若い頃は凄腕だった姫の守役など、傍役達も、それぞれの背景がわからない。まだまだ隠し球がありそう。「次の巻でラスト」らしいので、もどかしい思いは、そこで解消されるだろう。ところで、「ジャンゴ」という名はマカロニ・ウェスタン『続・荒野の用人棒』のフランコ・ネロ演じた同名の主人公と関係が?


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最終更新日  August 31, 2015 06:22:51 AM
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May 21, 2015
みなさん、こんばんは。
何だか景気が良いようですね。でも実感がないのはなぜ?明け方の雷にはびっくりしましたね。

さて、こちらは荻原規子さんの最新作です。彼女は『空色勾玉』をはじめとする勾玉シリーズで一躍脚光を浴びました。

あまねく神竜住まう国
荻原規子

平治の乱後、伊豆の地にひとり流された源頼朝は、生きる希望も失いがちだった。そんな彼のもとへ、ある日、意外な客が訪れる。かつて、頼朝の命を不思議な方法でつなぎとめた笛の名手・草十郎と、妻の舞姫・糸世だった。北条の領主に引き渡され、川の中州の小屋でともに暮らし始めた頼朝と草十郎。だが、土地の若者と争った頼朝は、縛り上げられて「大蛇の洞窟」に投げこまれ…?

 敗軍の将の嫡子として、関東の豪族・伊東家のもとに身を寄せていた頼朝が、北条時政の庇護を受けて蛭が小島に流された期間の物語。そもそも、伊東家から北条家への家移りは、伊東家の娘・八重姫との間に子供が出来、しかもその子が男の子だったことから、平家を恐れた伊東家によって殺されそうになった事が原因である。そう書いたのは『曽我物語』で、近年放映された大河ドラマもこの理由を採っている。しかし児童書では、いくらなんでもこの理由は使えないため、伊東家の当主が急死したことから頼朝が「災いを呼ぶ者」として忌まれ「彼の命運を河の主に委ねる」として領地内に大蛇の潜む淵がある北条時政が引き取った、という理由にすり替わっている。ただ、血の気の多い坂東武者達が、危険な存在を自然のなすがままに委ねるということは現実的に考えにくいので、フィクション性が高いとはいえ『曽我物語』の説が濃厚である。

 頼朝の乳母である比企尼の婿である安達盛長が側近として仕えたことや、頼朝が走湯権現に帰依していた史実などを巧みにフィクションに取りこんでおり、将来彼に影響を及ぼすある人物との出会いもさりげなく描かれている。目標を見失っていた頼朝が、ある存在との対決を経て自信を取り戻し、再生するまでの過程を追った成長物語がメインで、ファンタジーの要素が含まれている。その一角を担うのが、著者が10年前に書いた『風神秘抄』で主役を務めた男女二人だ。今回は脇役のポジションであり「必ずしも前作を読んでいなくても楽しめる」と書かれたレビューもあったが、彼等の成長ぶりを見る上でも、やはり前作を読んでからの方が良い。彼等がなぜ頼朝に執着するのか、彼等の力が実際には何なのか、草十郎はなぜあの姫に対して複雑な感情を抱くのか、など、前作を読まないと分からない部分が多々あるからだ。『風神秘抄』は、ある人物の運命が変わることで歴史そのものが変わってゆくダイナミックな部分があったが、本作はそれに比べるとストーリーも地味で、場所も限定的である。ある者との対決も、対決の結果自体はもちろん彼の運命に影響を与えるが、それよりは頼朝が成長するための通過儀礼としての意味合いが強い。ボリュームもさほどなく、タイトルに著者が込めた自然への想いを理解した頼朝の今後の成長物語(あるのならば次作)、そしてこれ以前の物語である『風神秘抄』を繋ぐ挿話のように感じた。


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最終更新日  May 22, 2015 04:12:52 AM
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