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カテゴリ:起業・自己啓発
先日、近所のスーパーで買い物を済ませて屋外に出たところで「カミタニさ~ん」と声を掛けられる。振り返ると中年の男性で一瞬誰なのかわからなかった。「BAR○○のKですよ」と言われて初めて顔と名前が一致した。普段はBARの専属調理人として裏方にいらっしゃる方で、たまに配膳に来られたときに顔を合わす程度の方。ましてや私が顔を出すのは年に数回程しかなく、よく名前を覚えていてくれたな、と驚かされた。それから程なくしてちょうど知人を誘って飲みに出掛ける予定があり、選択肢は無限大にある中、レストランバー的な使い方もできるそのお店に向かうことにした。
最近は、ネットはもちろんのこと、フリーペーパー等の情報メディアを通じて膨大な情報が巷に溢れていて、そういった情報を下調べした上で外出しないと損みたいな風潮がある。確かに自分もネット上のクーポンを提示したり、「○○を見て予約」みたいなことが日常茶飯事だ。同じ予算の範囲内でなら、少しでもお得感を味わいたいというのは一般人の常。ただし、そういった価格のお得感だけで勝負すれば、資本力のある大手チェーンには絶対勝てない。資本力に劣る零細な個人商店的なお店が生き残るためには「人間味」で勝負するしかない。時と場合にもよるが、面識のないお店の方が都合がいい場合もあれば、何となく顔見知りの落ち着ける場所に行きたい場合もある。 今回私がその店に行った理由を分析すると、 ・数日前に、たまたま声を掛けられたことで、お店の存在を思い出したこと ・裏方のスタッフの方までもが自分の名前を覚えてくれていた、という親近感 という単純な理由。マーケティングがどうの、広告宣伝がどうだ、とは無縁の世界。 「お客様の名前を覚えて、名前を呼んで差し上げる」 という、誰にでも即実践できる極めて単純なことに、商売繁盛の秘訣が隠れている気がする。 【参考文献】 キミがこの本を買ったワケ ご支援クリックいつもありがとうございます!→ 人気blogランキング<起業・独立部門> クリックして下さると、一票投票されるシステムになっています。ただいま29位に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.29 10:03:57
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