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カテゴリ:起業家
10月31日の日経新聞夕刊「プロムナード」欄に、とても頭の良い創業者というタイトルで、作家・山本兼一氏によるコラムが掲載されていた。かつて起業が成功した創業社長の方にインタビューされた時のことを思い出されたもので、登場されているのは「やきとり大吉」の創業者・辻成晃氏。以下内容ダイジェストをご紹介させていただきます。
☆焼き鳥屋さん(当時全国で1000店舗を展開するチェーン)なのに大阪商工会議所では飲食業の部門ではなく、情報産業の部門。 →本部は、各店舗にやきとり店営業のノウハウを提供しているだけ。 ☆少資金で開業できる飲食店を選び創業。二軒目、三軒目を出店するうちに苦労が増える。最もネックになったのは従業員(アルバイトが無断欠勤、店長にやる気がない等)。 →「月に決まった額だけ入れてくれれば、あとはあんたの儲けにしてええさかい、それでやってみんか」と店長に相談した途端、店長の態度が一変。「人間は欲と供連れ」ほどに働く。 ☆やきとり大吉の基本は店主のなりわい経営。店主は本部に低額の看板料を払うだけで、鶏肉も他の材料も近くの商店街で仕入れ。 →「地元で買ってその日に串に刺して焼いたのが美味しいんや」 ☆とても頭がよいと思ったのは、激安店が増えて苦労していた地域の酒販店の使い方。お酒の値段は値切らずに各店舗に買わせる約束をする代わり、酒屋さんにちょっと働いてもらう。 →店に配達に行くとき、リストで店のようすをチェックし、FAXで報告(店主は清潔な服装をしているか、掃除は行き届いているか等)。 →既存の商店を活用し、しかも適正な取引きで相手にも喜んでもらうのが大阪人辻社長(当時)の流儀。 以下のリンクをクリックして下さると、一票投票されて人気blogランキングに反映されるシステムになっています(一日一票)。毎日更新の励みになります。→ 人気blogランキング<起業・独立部門> ご支援クリックいつもありがとうございます!ただいま54位に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.01 09:42:13
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