茨城県稲敷市浮島と甘田干拓地のコジュリン、夏鳥観察記
浮島と甘田干拓地に囀りが最盛期を迎えるコジュリンを観察しに出かけました。ホオジロに似た声ですが、歯切れがよい節回しがコジュリンの魅力です。チィッチィチロリと鳴き声が聞こえました。蒲谷(1996)が報告しているように、浮島は高密度でテリトリーは長野県霧ヶ峰よりも狭く、10分の一程度と狭いところに生息しています。それだけに見つけやすさがあると言えます。甘田干拓地では、コジュリンよりもオオヨシキリの生息数がはるかに多く、テリトリー侵入してきた雄を追い払うべく徹底して追尾している個体と実にいろいろでした。なお、眉斑が不明瞭で嘴が華奢のオオヨシキリ雌と思われる個体を観察しましたが画像には記録がかないませんでした)画像は、コジュリンと一緒のエリアで縄張りを主張していたホオジロ、草原の緑とのコントラストが見事だったアオサギの画像もアップしました。(引用)蒲谷鶴彦.1996.日本野鳥大鑑.下巻.p107.小学館.(写真)2024年6月9日撮影