首都圏で越冬中のミソゴイ観察記
首都圏で越冬中のミゾゴイの様子を見に出かけました。英語名がナイトヘロンであり、「夜行性」と思いそのように記述されている文献も存在します。川上(2009)が飼育下の個体が昼間に採食行うことが示されている文献の存在があり、普通に毎日昼間に採食していたと指摘していますし、バードライフ・アジア(2010)が東京都下で調査した結果、昼間に活動する昼行性の鳥であることが判明したサギ科の鳥類です。(観察した個体の齢)観察した個体は、頭上が紺色(成鳥は暗赤褐色)で、後頭に冠羽(成鳥は短い冠羽あり)は認められません。また、若鳥の雨覆や肩羽には褐色斑がありますが、認められませんでした。このことと頭や翼に白と黒の虫食い斑があるので幼鳥と思われます。(成鳥と若鳥の特徴)川上(2009)が述べているように、成鳥では,頭部は鮮やかな赤栗色を,背中,翼,尾羽では暗褐色を呈する(写真1).喉から腹はクリーム色で黒い縦斑が入り,特に喉では黒く長い筋状になる.雌雄では特に羽色の違いはない.若鳥では,上面の褐色が暗く,頭部や翼に細かい黒斑が多数見られ,翼では細かい白斑が入ることもあります。(引用)川上 和人.2009.ミゾゴイ,Bird Research News Vol.6 No.12.p4-5.バードライフ・アジア.2010.ミゾゴイ会議の報告および保全活動に関する提言.pp5(写真)すべて2024年2月29日撮影絶滅危惧種であり、観察地は非公開とさせてもらいます。