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カテゴリ:哲学
例えば、 「今あなたの人生に何が一番必要ですか?」 と聞かれたら、 多くの人が「時間」と答えるかも知れない。 だが、よくよく考えてみると、 24時間はすべての人に平等に与えられている。 太陽が東に昇って西に沈むまで、 誰もが物理的に共通した一日を分かち合っている。 本当に必要なのは「時間」なのではなく、 1日24時間を実質24時間として感じることのできる 「心のゆとり」なのではないか。 「時間がない、時間がない」と言っている人の多くは、 時間があるにもかかわらず、 忙しさの中に自分自身を埋没させてしまって、 1日24時間を24時間と感じられないくらい 追い詰められた生き方を強いられているのだろう。 確かに時間は待ってはくれない。 そうこうしている内に、残された人生の貴重な時間が いつの間にかどんどんどんどん失われていってしまう。 「俺は今まで何をしてきたのだろう?」 気がつけばもう人生の折り返し地点を過ぎて、 人生の終焉に向かって ラストスパートすべき時間にたどりついている。 あせらずあわてずあきらめず。 どんなにあわててみたところで何も変わらない。 ならば、今この一瞬にすべてを賭けて、 全力で生きてみよう。 どんな生き方をしようと誰も咎めはしない。 自分自身の命が喜ぶ生き方を、 求めてみよう。 (Photo: Yellowstone River, Wyoming 1991) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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