必死の形相で頑張る姿はいろんな場面で見られます。
マラソンであれ自転車レースであれ、土壇場で何とか持ちこたえようとする時、アスリートたちは全力で闘い続けます。
今にも死にそうな表情で、見るものに悲壮感さえ与えてしまいそうな様子には、「大変なんだな」と誰もが思うことでしょう。
一生懸命頑張る中で、さりげなく「全力」が出せる人になりたいと常々思っています。
死に物狂いで頑張っているけれど、表にはそんなそぶりも見せない。でも、さらりとすごい記録や結果を出してしまう。
メジャーで活躍しているイチローは無表情であることが多いですが、まさに彼のプレーや生き様がそうですね。
さりげなく「全力」。
苦しそうに見せずに、実は内面では、死ぬほどの苦しみを味わっているのかもしれません。
静かに流れる川は深い(=Still water runs deep.)ものなのでしょう。
(Photo: 嵐山に向かうサイクリングロード 1982年)