【Never Give Up!~今日のニュースから】
世界陸上:47歳のオッティ、女子百1次予選で姿消す
大阪・長居陸上競技場で26日、女子100メートル1次予選で姿を消したマリーン・オッティ=AP 女子では大会史上最年長、47歳での出場となったオッティが、女子100メートル1次予選で姿を消した。
スタートは万全だった。だが、そこから往年の伸びはなく、ずるすると後退し4位でゴール。記録は自己ベストには遠く及ばない11秒64。オッティは「失望した。スタートはよかったのにね……」と振り返った。
だが、体調を崩し、今年5月から3カ月間まったく練習ができなかったこともあり、後悔は一つもない。同じ組で走った2人の19歳の選手には競り勝ち、「19歳が負けるのは向こうの問題よ。練習時間が短かったけど、ベストは尽くしたし、楽しんだわ」とオッティ。レース後にほほ笑みすら見せた。
過去に積み上げてきた実績は輝かしい。世界選手権では金3個、銀4個、銅7個のメダルを獲得するなど、五輪などをあわせた主要国際大会で35個のメダルを手にしてきた。だが、47歳となった今は、その頃とは違う気持ちで走っている。「走ることが大好き。楽しんでいるのよ」。齢を重ねるごとに、メダルへの挑戦から自分自身への挑戦に変わりつつある。
レース後、報道陣から北京五輪に出場するつもりはあるかと問われ、「国際大会に出るレベルである限り、絶対出ようと思っている」。その意欲は衰えを知らない。
毎日新聞 2007年8月26日 17時55分 (最終更新時間 8月26日 20時35分)
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歳とともに肉体が衰えていくのは自然なこと。
パワーやスタミナ、スピードは若い時と同じようには行かない。
ただ、いくつになっても、その歳にふさわしい自分のベストで頑張りたいと思う。
オッティが言う「ベストは尽くしたし、楽しんだわ」はまさに自分の今の気持ちにぴったり合う。
メダルへの挑戦から自分自身への挑戦…これも今、自分自身に関わるテーマ「レースにおいての記録や順位ではなく、自分自身の限界への挑戦」と共通するものがある。
肉体が衰えていく一方で、気持ち・精神だけは萎(な)えさせたくはない。
物事に対する意欲や興味・関心を失えば、瞬く間に人は老いていってしまう。
いくつになっても若々しくいるためには、積極的にいろんなものごとに関わる必要があるのだと思う。
ただ関わるだけでなく、自分なりの目標や計画を立てて、チャレンジすることも大切なのだ。
オッティ47歳、間もなく同じ歳になる自分自身を照らし合わせてみれば、レベルは全く違うが気持ちは何ら変わらない。
50歳を前に、まだまだチャレンジは続く。どんなことがあっても、夢をあきらめてはならない。
夢を見続けることも大事だし、夢を叶えるために努力し続けることも必要だ。
オッティも命ある限りチャレンジしつづけることだろう。
自分も負けてはいられない。