経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜

学生時代に当時の国鉄で地方に行った時、0番線というホームがあることに驚きました。
確か日本海側のどこかの地域であったと記憶しています。

その当時はなぜ0番線というホームがあるのか調べるすべもありませんでした。
あれから何十年も経った今、ネットで検索すると、ホームの数字にはルールがあるということが分かりました。

駅長室のある建物に近い側から1番・2番とつける、或いは路線の上り線側（または下り線側）から1番・2番とつけるのが一般的だということです。

しかし、ダイヤ改正や新線の開業などの理由によって、１番線よりも手前に新しく乗り場を作ることになると、０番線という乗り場ができるそうです(全ホームの番号を振り直すと混乱するから0番線を設けるようです）。

これもネットで調べると、現在0番線がある駅は、日本中に40ほどあるそうです。
その中で、東京にも２駅、0番線が存在することがわかりました。

そうなりますと、俄然興味が沸いてきます。
そのうちの1駅である東京メトロ千代田線、綾瀬駅に行ってみました。

確かに、千代田線の1番線ホーム前方に「北綾瀬ゆき」0番線ホームがあります。
路線図で見ても、綾瀬－北綾瀬間の1区間のみの運行です。

乗ってみると1区間だけの何ともシュールな路線図が目に入ります。
3両編成で約4分間、往復をする路線です。
北綾瀬まで、あっという間に着きました。

とりあえず降りて改札を出てみると、すぐに環状七号線が走っています。
この地域は東京メトロの車両基地があるようです。
そのため、この1区間が走っているのでしょうか。
元々は営業運転ではなかったようです。

駅周辺をぶらつくと、「駅前」ならぬ「えきよこ」整骨院があったり、妙に流行っているラーメン屋があったりと、不思議な雰囲気の街です。
ラーメン屋にも入ってみましたが、大勝軒系のお店でした。
大変美味しかったです。

現在、北綾瀬駅では大工事が行われています。
これまで3両編成しか停まれなかったホームを、10両編成に対応できるように拡張しているとのことです。
この工事が完了すると、代々木上原方面への直通運行が始まるそうです。

そうすると、このシュールな路線は姿を消し、もしかしたら綾瀬駅の0番線ホームはなくなってしまうのでしょうか。
今のうちに、散策しておいた方が良さそうです。

あっという間の楽しい散策でした。
次回はもう1駅に行ってみたいと思います。