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テーマ:ニュース(99464)
カテゴリ:流通・小売業
ローソンが100%子会社の成城石井の上場を検討している、というニュースが出ました。
実現すれば、かなりの規模の新規上場となります。 成城石井は、大学院の個人研究で色々と研究しました。 特色のあるスーパーで、ローソンのM&Aも成功した事例として、深く研究しました。 元々は、東京都世田谷区成城で創業されています。 成城の目の肥えたお客さんの要望に応えるために、独自で商品を探し出し、販売してきたという歴史があります。 これにより、海外から直接輸入することができるルートや、社風の確立がされました。 挑戦的で、現場第一主義などといった社風が、次々と新たな施策を打ち出しています。 そんな成城石井ですが、創業家が株式を売却した頃から、一時期は苦難の時代もありました。 新たに親会社となった企業は外食をメインとしており、小売のノウハウを持ち得ていませんでした。 社内が混乱し、業績が大幅に悪化しました。 これを立て直すために、元イトーヨーカドーで活躍した大久保恒夫氏を招聘し、数年かけて改革に成功します。 この後、ファンドの傘下に入った後に、ローソンが子会社化します。 ローソンは、成城石井のノウハウを活かし、コンビニ店舗の品揃えを充実させました。 他にも、ナチュラルローソンと成城石井でのコラボ販売や、スイーツ開発などにもシナジーがあったと思います。 この結果、ローソンも成城石井も、日経トレンディでのブランド価値調査では、大幅にランキングが上昇しました。 このニュースが出ると、ローソンはすぐに「本日の一部報道について」というリリースを出して、「当社が発表したものではありません」としています。 こういうことは、よくあることですので、いずれ進展したら正式発表されると思います。 小売業のM&A成功の代表的な事例として研究した、ローソンと成城石井のケースです。 成城石井が上場すれば、さらに企業価値が高まるものと期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年04月14日 18時22分26秒
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