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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2015/12/01
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カテゴリ:入試対策

こんにちは、坂本です。

2015年も今月で終わり。まったく早いものですね。


今日は,入試まであと数ヶ月にもかかわらず

やる気が出なくなってしまった──。


そんな受験生を抱える親御さんへのアドバイスを

お送りしたいと思います。


ちょっぴり限定的な悩みではありますが、

お子さんの勉強に対する自信を高めたいと

考えている方にも参考になるはず。


興味があれば、読んでみてください。




■やる気が止まってしまった受験生への対処法。
─────────────────────────────


入試まであと数ヶ月。

なのに、やる気が出なくなってしまった──。


こんなとき、第一にあなたに理解してもらいたいのは、

受験生としてのお子さんの気持ちです。


こんなとき、ともすると親は

「受験生なのに、直前期なのになぜやる気が出ないのか」

と強く叱ってしまいがちです。


しかし、少し考えてみると分かるのですが、

「受験生だからこそ」やる気が出せないというケースもあるのです。



その理由は単純明快。

・・・志望校に合格する自信がない。


今のまま勉強を続けても、合格できる気がしない。

どうせ無理、きっと不合格になるに違いない。


そんな気持ちから、勉強へのモチベーションが上がらないのです。




では、こんなときどうすればよいのか?


ただ「大丈夫だよ」「がんばれば合格できるよ」と励ませば良いのか?



いいえ。

これでは受験生の不安を取り除くことはできません。



ではどうすればよいか?


解決策は、

「自分でも合格できるかもしれない」と思わせること。

これです。


たとえ錯覚でもいいので本人が真にそう思えるかどうか、

ここがカギになります。


「これなら合格できるかもしれない!」

そう思わせることができれば

お子さんは自分から一生懸命勉強をするようになります。



では、どうやって「合格できるかも」と思わせるのか?


お教えしましょう。

過去問を使えばよいのです──。





■受験生の自信を伸ばす過去問演習法
─────────────────────────────────



志望校に合格できるかどうかを判断する一番の材料。

それは、過去の入試問題です。


過去問を使って、「自分にも合格できるかも」と思わせていきます。



1.苦手科目の過去問を部分的に取り組ませる


まずは、本人が苦手意識のある科目の過去問を用意してください。

5年以内のものであれば、年度はなんでもよいです。


苦手科目の過去問を使う理由は、その方が自信につながるから。

得意科目で点が取れても、あまり自信につながりませんよね。

苦手意識のある科目で点が取れたときに、大きな自信につながるのです。




2.解けそうな問題だけをピックアップ


苦手科目の過去問を用意したら

親御さんの方ですべての問題を見渡してみてください。


そして、この問題なら解けそうだと思う「大問」を

1題ピックアップしてください。

問題は子供に選ばせずに、親が選んでください。

(解けそうな問題が1つもないなら、次に苦手な科目で探します)


そして、見つけた問題をコピーして、本人に解かせるのです。




3.問題を解かせたら甘めに採点する


本人に問題を解かせてみましょう。

時間は無制限です。じっくり解いても構いません。


問題が解けたら、親御さんがマル付けをします。

一問でも多く正解が欲しいので、採点は甘めにしてOKです。




4.自信を伸ばすための声がけをする


採点が終わったら、結果を本人に見せてください。

たとえば、志望校が60点(6割)取れれば合格できる学校であれば、

それを伝えた上で、マルがついた数を見せてあげるのです。


大問に4つの小問があれば、3つ正解できれば合格です。


(1)合格点が取れたら

 合格点が取れれば、チャンスです。

 「あなたには合格できる力がある」と話してやり、

 他の問題もこれだけ取れれば合格できると話してやります。


 そして、次に合格点が取れそうな問題をもう1問選んで、

 再度解かせてみてください。

 そして、合格点が取れなかったときは、次の(2)でアドバイスする

 方法で勉強すれば合格点に到達できると話してやるのです。



(2)合格点が取れなかったら

 ここで4点中2点しか取れなかった場合、

 合格点が取れなかった場合は次のように話してやりましょう。

 「あと1つマルが取れれば、合格点が取れるね。

  この調子で他の分野についてもマルを増やしていけばいいんだよ」

 そう言って、あと1つマルを取るためには、

 この問題の類題を手持ちの問題集で見つけて解いていけば

 取れるようになるよ、と伝えます。





以上のように、お子さんの受験する学校の合格点に合わせて、

あとどれだけ点数を積み上げれば合格できるかを目に見える形で

示してやるのです。


8割、9割、満点を取る必要なんてありません。

大問それぞれについて合格点を積み重ねていくことで

合格はあなたにも達成可能なんだよ、と話してやるのです。


過去問を使い、自信を高め、合格までの距離を見せてやることで

子供は、手ごたえを感じ、自分から努力をする勇気が沸き上がってきます。



霧が濃く、先が見えないと、人はなかなか前に進むことはできません。

進むスピードが落ち、疑心暗鬼になり、立ち止まってしまうこともあります。


しかし、視界が鮮明になり、先にゴールが見えればどうか。

人は、力強く、先を目指し、がんばる力が生まれるのです。



家庭学習コンサルタント

坂本 七郎





追伸:

この頃、取材や依頼を受ける機会が出てきました。

某ニュースサイトや某大手通信教材。
そして、とある教育委員会からも。

すべて実現するかどうかは分かりませんが、
新サービス立ち上げも含めて、来年はそれなりに忙しくなりそうです。

まだまだ勉強不足ではありますが、
ひとつひとつ、心を込めて、
みなさんのために尽力していきたいと思います。




■発行:株式会社ドリームエデュケーション





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Last updated  2015/12/01 11:14:50 AM
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