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漢字を廃止せよ。
福沢諭吉は、漢字廃止論を唱えました。 福沢諭吉以前にも前島密が、それ以降にも原敬らの多くの人物が漢字廃止運動を進めました。 帝国教育会国語改良部でも、漢字を減らすための検討がされました。 漢字をなくしたかったのは、間違いやすいからではありません。 ただし、漢字が難しく、漢字教育の負荷が高いというのは理由でした。 さらに、英語と漢字の相性の悪さも、理由のひとつにありました。 さらに大きな理由もありました。 それは、印刷の問題。 活版印刷では、多量の漢字の活字を準備しなくてはなりません。 その点、ひらがな、カタカナだけでは、活字の種類もわずかです。 漢字があるために、欧米に比べて、日本語の印刷の負荷は多大でした。 今日ではワープロの登場により、漢字の印刷も容易になりました。 また漢字には、短い熟語で多くの情報を伝える長所もあります。 かつて漢字を使っていた、ベトナム、韓国、北朝鮮。 現在では、これらの国では、漢字は使われなくなりました。 中華民族以外で、漢字を使う国は、現在では日本のみ。 これからも、貴重な漢字文化を伝えていきたいですね。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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