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テーマ:♪♪祭りだ~♪♪(931)
カテゴリ:愛知県の山車・まつり
知立まつりの続きです。
今日は「担ぎ上げ」に関わるハプニング編。 知立の山車の特徴は、後ろ側にだけある梶棒。 担ぎ上げでは、後ろの梶棒だけで持ち上げなくてはなりません。 まずは下の写真の様に、大きく担ぎ上げます。 ![]() 問題は、山車を下す時。 前に梶棒があれば、後ろを下す時に前の梶棒で下ろす速度を調整できます。 しかし前には梶棒がないので、山車は落とすように下ろすしかありません。 ドスンと大きな音がして、5トンの山車が落とされます。 担ぎ手は転んで梶棒をよけ、周囲からは驚きの悲鳴が聴こえます。 ![]() 落とされた衝撃で、山車は大きくひずみます。 予想通り、1輌の山車は最上層が破損して上がらなくなり、最後に布で縛って補修していました。 これがハプニングの1件目。 もう一つのハプニングは危険でした。 知立まつりでは、担ぎ上げたまま、長い坂を下る見せ場があります。 坂の上で担ぎ上げ、一旦停止します。 この時点では良いですが、この後、200~300メートルの長くカーブもある坂を下ります。 ![]() 下り坂で後ろを大きく上げているので、前側で山車を押さえる人は大変です。 一度坂を下り始めると、前のめりの山車を急に止めることはできません。 その時、坂を下り始めた山車の前に、しゃがみこんで写真撮影をする年配の男性が! 山車を前で押さえる人は、後ろ向きでその男性の姿は見ていません。 下り坂で止まらない山車。 担ぎ手には見えない、しゃがみこんだ男性。 危ないと思った瞬間、係の人がその男性を突き飛ばしました。 男性は後ろに飛び、仰向けに倒れ込みましたが、山車への巻き込みは回避できました。 男性は軽い打撲程度で済んだようです。 ローアングルで迫力のある写真を撮ろうと、熱中しすぎたのでしょう。 カメラ越しでは距離感も狂います。 皆さんも写真撮影をされる時は、十分にお気をつけてください。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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