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2024.05.12
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カテゴリ:高見彰七

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高見観音の製法について考察します。

● 型枠の使用について

 浄法寺の高見観音の足元側面からの写真です。
 像の前後で着物の裾の造形に段差ができています。

 (浄法寺)



 型作成のミスと思われますが、
 同時に型を使った証拠でもあるでしょう。


● ヒビ割れについて

 高さ1mを超える高見観音の多くに、
 型の接合部に相当する箇所にヒビ割れが見られます。

 特に多くの大型作品が並ぶ妙楽寺では、
 大半の像に同様のヒビ割れが観察されます。

 (妙楽寺)




● ヒビ割れの理由

 「型の接合部だから割れる」という表現は正しくはありません。
 それには製作法が関わっています。

 (妙楽寺)




●前後の材質の違い

 モルタル(セメント+砂)での作像には、流動性の良いモルタルを
 型に流しこまなければ、型通りのモルタル像はできません。

 また細かい砂を含めたモルタルでなければ、大粒の砂や小石が
 顔に出ると失敗作になります。

 後部背面も同じモルタルで良さそうですが、高見彰七氏は特に
 背面にはコンクリートに近い粗いモルタルを使ったようです。
 強度を高めるねらいかもしれませんが、
劣化の結果、背面が粗材に見えているのかもしれません。

 ただし、今日の工芸などに使われているモルタルに比べて、
 高見彰七氏が使ったモルタルは粗く、コンクリートに近いものです。

 (心学院)




次回、専門家の意見を参考に、
製作手順から、ひび割れの理由等について説明します。


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Last updated  2024.05.12 00:00:09
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