カテゴリ:感謝のご報告
先日参加した「かしげき(かしわ演劇祭)」で、
我々楽香は、当日の朝が「場当たり」でした。 場当たりというのは、ライトの当たる場所なんかを確認して、 椅子の場所とか、当日の立ち位置を確認するもの。 だいたいの場所を確認するだけのつもりだったけど、 スタッフさんたちに、一度も通しで演目を見せた事がなかったので、 急きょ「バスにのって」を通しでやることになりました。 普段やってる「バスにのって」のあちこちをカットして、 割とコンパクトにまとめた構成。 今まで何十回と本番をやってきた作品なだけに、 カットしたりするのは逆に難しい。 口が勝手に次のセリフを言ってしまうのだ。 その上、場当たりと思って舞台に上がっていたので、 毎回本番直前にやる「話の流れ確認作業」をしないままに、 気軽に始めてしまったんだけど、途中でフッと頭が真っ白に。 里江ちゃんのアコーディオンが鳴る中で、 若い母親がバスの窓を開けるシーン。 お婆さんがその人に向かって「奥さん…」と話しかけるところ。 なのに、全然出てこない。里江ちゃんのアコーディオンだけが流れる中、 キョトンした顔で里江子に助けを求めた。 (もちろん、本番なら助けは求めない。今までも何度か真っ白になった事あるけど、 信じられないほど適当に言葉が出てきてつながっていく。 その辺はオレ様天才なのだ…自画自賛) そしたら里江ちゃん、アコーディオンを弾きながら、 こちらに向かって 低い押し殺した声で「奥さん……お・く・さ・ん(奥さんが出てくる場面だよ)」と、 次の場面のセリフを教えてくれたよ。 アコーディオン弾きながら「おくさん」連発する真顔の里江子。 私が悪い。100%私がいけないんだが………笑っちゃったよ……ごめんww そんな不真面目な場面まで晒してしまった通し稽古だったにも関わらず、 かしげきのスタッフさん方、泣いてくださったりして、我々の士気を高めてくださった。 そりゃーもう、演劇祭でもありますし、普段の120%増し位のイヤラシさで、 バスにのっての本番やってきました。 暗転板つきなんて、久しぶりに演劇的演出。 楽しい時間が過ごせました。感謝です。 スタッフの皆さま、関係者の皆さま、 そして、ご覧くださった皆さま…本当にありがとうございました。 ↑ メッセージはこちらからお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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