■くろみや@栃木 で 『ちたけ汁そば』
蔵の街、栃木。一昨日のアド街ック天国で取り上げられたそうだが、連休中でもそんなに混雑していたわけでもなかった。名物の食べ物としては、じゃがいも入りの『栃木やきそば』や、栃木県特産品「かんぴょう」の粉末を練り込んだ『夕顔らーめん』 を看板メニューにして売り出しているが、今の私は「そば」。評判のいいお店を訪れた。【石挽蕎麦くろみや】 栃木県栃木市旭町26-9 栃ナビ!、紹介ページ、紹介ブログ店のおすすめは『本鴨汁せいろ』で、鴨肉にもこだわっている。 それはわかっていたんだけど、こちらの店では、栃木県で農村漁村の郷土料理百選に選ばれている『ちたけそば』を扱っているのを知っていたので、今回はそれをいただくことにした。「 ちたけ(乳茸)は、裂くと乳白色の汁が出ることに由来する。梅雨明けごろ、農作業で山や畑に行くと雑木林にちたけが自生しており、味と香りがとても良かったことから、先人の知恵で麺類のだしとして使われるようになり、農作業が一段落したときにそばを打ち、ちたけ汁をそばつゆとして多くの家庭で食べられてきた。 」 とのこと。ちたけとナスを炒め、だし汁を加えて醤油みりんなどで味を整えたちたけ汁をそばにかけていただく。ちたけ自体はボソボソしているが、独特の出汁と香りが楽しめるとのこと。こちらでは、温かい『ちたけそば』\1,200と、冷たいそばを温かいちたけ汁につけて食べる『ちたけ汁そば』\1,200があり、『ちたけ汁そば』をいただいた。 素朴な味。そばは、薄めの汁にあまりからまない。直裁的においしさは感じなく、最初は、「こんなものか、わかったから次はもういいかな?」なんて思いながら食べ進めると、この素朴な味が心地よくなっている。実際、食べ終わって店を出てしばらくすると、次回も食べたい気になってきた。金砂郷産の玄そばを、毎朝石臼で自家製粉して手打ちしているというそばは、田舎風の太めでかなりコシがあるもの。そばの風味はそれほど強くはないものの、普通のつゆか、鴨汁で食べたらもっと満足するかも。店主は人柄良く、愛想も良く、手が空くとお客さんにニコニコしながらいろいろと話しかけている。ごちそうさまでした~ にほんブログ村