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カテゴリ:教育
昨年12月に食物アレルギーを持つ東京都の児童が小学校の給食の誤食で死亡した事故を受け、美濃加茂市教育委員会は市役所分庁舎で6月5日、富加町にある双葉中学校を含む市内の小中学校に勤務する教頭13人を対象に、対処法を学ぶ研修会を開催しました。 これは、最近の食を取り巻く環境や食生活の変化に伴い、食物アレルギーを有する子どもが全国的に増加し、市内の小学校でも「今まで、食べていて何も症状が出なかったのに、ある日突然、エビを食べたら、アレルギーの症状が出た」という事例があったこと、また、食物アレルギーは、血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては「生命」をおびやかしていることを踏まえ、校内体制を再確認することや、個々の子どもの状況に応じた対応をすることが必要であることから研修会を企画。 この日、元県教委指導主事であり県立看護大で准教授として5年の勤務経験がある、同市古井小学校の西田倫子教頭が講師を務め、「食物アレルギーへの対応」と題して講演しました。 西田教頭は、東京都で起きた事故当時の分刻みの動きを基に事故発生の要因などを参加者とともに考えたうえで、対応のポイントとして「疾患の特徴をよく知ること」や「個々の児童生徒における症状などの特徴を把握すること」、「症状が急速に変化しうることを理解し、緊急時対応への準備をしておくこと」を呼び掛けました。 最後に、各校内において研修内容を全教職員で共有させ、一人一人の「力」にしてもらうこととし、研修会を締めくくりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年06月07日 12時42分30秒
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