|
カテゴリ:文化・芸術
美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で9月27日、美濃加茂市出身の坪内逍遙の作品を和のスタイルで紹介する「木立に響く逍遙Vol.5」と題した催しが開催されました。 この日は、歌舞伎俳優の中村京蔵さんを招いて、坪内逍遙作の「桐一葉」から淀君のセリフの朗読や坪内逍遙作の舞踊で常盤津「お夏狂乱」の素踊りの上演などがありました。 「桐一葉」の朗読では、関ヶ原の戦い後の大阪で戦によって心身ともにむしばまれていく淀君の様子をドラマティックに読み上げました。 続いて、早稲田大学演劇博物館招聘研究員の濱口久仁子さんと中村さんとのミニトークが行われ、指1本で女性の年齢を表現する方法や女性らしさを出す歩き方など、女形と呼ばれる歌舞伎における若い女性の演技方法について分かりやすく紹介していました。 最後に、「お夏狂乱」の主人公お夏の一人立ちに再構成した素踊りが上演され、中村さんの恋人を失い狂乱する主人公を艶やかに演じる舞踊に、訪れた約100人の観客は見入っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月02日 14時40分23秒
[文化・芸術] カテゴリの最新記事
|