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2020年06月09日
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カテゴリ:文化・芸術

3月3日(火)から臨時休館しておりましたみのかも文化の森は、感染予防及び感染拡大防止対策を行い、6月2日(火)から開館いたしました。

開館に合わせ、現在2つの展覧会を開催しておりますので、ご案内いたします。



新収蔵品展 舩坂芳助・堀江良一

 

舩坂芳助(ふなさか よしすけ)さんは青年期を美濃加茂で過ごし、加茂高校を卒業後に上京して版画を学び、国内外で発表を続けています。堀江良一(ほりえ りょういち)さんは大学卒業後、美濃加茂に拠点を構え、加茂高等学校など岐阜県内の学校で美術教師を続けながら木版画の制作発表をしてきました。

 

この展覧会では二人の版画家の1960年代の版画を展示しています。今は日本の版画界に名を刻まれ、第一線で活動していらっしゃるお二人ですが、当時はまだ20代、作家として歩み始められた頃、「自分の版画」を見つけるために、試行錯誤していた若々しい時代です。

 

堀江さんの作品は、大胆で伸びやかな構図と発色の美しい色使いが心地よく、私たちの心に響いてきます。

舩坂さんの作品は、技法への冒険心と都会的な洗練された感性にあふれ、私たちの目を楽しませてくれます。

 

今もなお自分の世界に向き合って新しい作品を作り続けるお二人の創作へのやまない探求心と創造の喜びと豊かさを感じるとき、心が一歩前に進んでいけるような気持ちになります。

 

先行きの見えない今だからこそ、皆様にお届けしたいと願い選んだ作品です。

ぜひご来館いただき、どうぞ心のままにゆったりと、お楽しみください。

 

会期:2020(令和2)62()628()

休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館) 6/86/156/22

時間:午前9時~午後5時

観覧料:無料

会場:美濃加茂市民ミュージアム 美術工芸展示室

みのかも文化の森ホームページへ








 

●収蔵品展 「蚕とまゆ」展

(くわ)を栽培して蚕(かいこ)を飼い、繭(まゆ)を生産することを養蚕(ようさん)とよびます。美濃加茂では明治期に養蚕が始まり、昭和40年代頃まで盛んに行われました。

1918(大正7)年、古井村(現・美濃加茂市本郷町)に、地元の製糸工場と合併して郡是(ぐんぜ)製糸美濃工場が進出すると、この市域の養蚕業はますます活気づくこととなりました。また、市を流れる木曽川沿いは砂地部分が多く、桑がよく育つ土壌条件がありました。

蚕は、病気になると収穫が見込めないことから、温湿度や桑のやり方など、常に注意を払って飼育しました。大きな繭を作るために、朝、昼、晩、夜中にと、こまめに桑をやり出荷まで家族総出で世話をしました。人間が普段生活をする部屋で飼育をしたため、座敷(ざしき)()いと呼ばれました。

この展示では、養蚕にかかわる道具を展示し、失われつつある養蚕の生業の記憶をたどります。

会期:2020(令和2)62()823()

休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日休館)

6/86/156/226/297/67/137/207/278/38/118/17

時間:午前9時~午後5時

観覧料:無料

会場:美濃加茂市民ミュージアム 民具展示館・生活体験館

みのかも文化の森ホームページへ






 

また、みのかも文化の森内「カフェ ミエル」も営業しております。

テラス席もありますので、気候の良い日には風を感じながら新緑の森を眺めて過ごすこともできます。

(営業時間9001700

 


ほんの少し日常が戻って再び開館したみのかも文化の森に、ぜひご来館ください。

マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などに気をつけながらお過ごし頂き、少しでも気持ちが前を向きますように。また、日常にほんのちょっぴりの豊かさをえられる場所、みのかも文化の森はそんな場所としてあり続けられますように。

みなさまのお越しをお待ちしております。









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最終更新日  2020年06月11日 14時43分30秒


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