ルアー職人&フライ巻師のBLOG

　本流狙いのスペシャリストとんかつ職人くんに差し上げるべく、チェリーサーモン用ルアーに装着するシングルフックを作製しました。
　まずは市販のバラ針のチモトをカットして、70lbダクロン（？）でループを作って赤いスレッドで固定。


01ループを付ける posted by (C)matsukuni

　作製予定数の鉤を、その段階まで全て巻いて瞬間接着剤でコーティング＆乾燥。


02大量生産 posted by (C)matsukuni

　こないだの小さい仕事に比べてたら、実に大きな仕事をしている気分。（笑）


03大きな仕事小さな仕事 posted by (C)matsukuni

　数年前に彼に渡したフックは、フライ同様に見栄えを気にしてスレッドで巻いて瞬間接着剤コーティングだけで仕上げたので、使用中にコーティングが割れるという難点を露呈してしまいました。
　そこで今回は強度重視で、更に熱収縮チューブで固めることに。

　簡単にオイルランプで炙ってみたら、うっかりループに炎を当てて溶かしてしまいました･･･
　これではイカンと、シングルバーナーにシェラカップで少量のお湯を沸かして、『釜茹で』作戦で仕切り直し。


04熱収縮チューブを被せて posted by (C)matsukuni

05沸騰した湯の中へ posted by (C)matsukuni

06釜茹で中 posted by (C)matsukuni

07茹で上がり posted by (C)matsukuni

　これならループの強度を落とすことなく、綺麗に収縮チューブをフックに密着させることができるでしょう。
　ただし隙間の水分が気になるので、充分に天日干ししてサビ防止。


08天日干し posted by (C)matsukuni

　とんかつ職人くん、解禁前の偵察の日に渡すからね。

(kuni)