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2015.07.10
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カテゴリ:映画

最強のヒーロー映画『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』を観に行ってきました!アイアンマンがプリントされたTシャツを着て、映画館がまだ混み始めない平日の午前に行くという万全の態勢です!予想通り、映画館はがらがら!友人と一緒に伸び伸びと視聴することができました!
※ネタバレ注意

age of ultron.jpg

ヒーロー映画の新境地を切り拓いた、最強のアクション映画でした。上映時間が約2時間半という長丁場でしたが、もう一度劇場で観たいぐらいです!それほどまでにこの作品は素晴らしく、見所が盛り沢山で、とてつもなかったです!



◆最高峰のアクション!
ヒーロー映画の中核を成す要素で、どんなに脚本が酷くてもこれさえあれば許せてしまう――アクションにはそんな魔法の力が秘められています。今作では、このアクションが超進化!前作とは比べものにならないほどの壮絶かつ壮大なアクションに仕上がっています!序盤からアベンジャーズが雪山で大暴れし、ヒドラ党の兵士たちを薙ぎ倒していくんですが、そこでも進化したアクションが遺憾なく発揮されています。よりパワフルに、よりスピーディーに、よりエキサイティングになったアクションは、あの『マン・オブ・スティール』を超えたと言っても過言ではないでしょう。

特筆すべきは「ハルクVSハルクバスター(アイアンマン)」ですね!町中を壊しながら、筋肉の巨体と機械の巨体が真っ向から激突し合う様は、まるで神々の闘争のよう。バトル中に建設中のビル一個まるまる崩壊させるなど、今までのマーベルには無い規模の一騎討ちでした!

最終決戦も最高でした!新たに加わったクイックシルバーとスカーレットウィッチのアクションは新鮮でしたし、何よりヴィブラニウムの隕石によって全地球規模の大量絶滅を引き起こすというスケール感も素晴らしかったです!ウォーマシンが助っ人に来たのも熱かった!欲を言えば、ファルコンやウィンターソルジャーも駆けつけてほしかったですね。そうなってたら鼻血出てました。笑
ソーの出番がやや少ないように感じましたが、最後の最後にソーのフルパワー雷撃によって隕石をぶっ壊す(アイアンマンの補助がありましたが)という、『マイティ・ソー』一作目の地盤沈下に匹敵する大活躍を見せてくれたので満足です!笑


◆一級品のストーリー!
Rotten Tomatoesの総評にあったように、確かに今作は色々詰め込みすぎている感じはありました。展開も早く、その分テンポはいいんですが、あっさりしている部分もありました。しかし、それを差し引いても、今作のストーリーは一級品であると断言できます。

前作の敵が全て物理攻撃であったのに対し、今作はスカーレット・ウィッチが精神攻撃もしてくるようになったので、その際にヒーローたちの暗い部分・心の弱点が見えて面白かったですね。唯一精神攻撃を受けても、あまり後遺症を伴わなかったのがキャプテン・アメリカですが、彼も弱みを突かれて、本当は泣き出したいくらい弱っているのに、それを周りに見せてなかっただけでしょうね。彼の芯の強さに感服します。

今作は、「武力の限界」がテーマになっています。ウルトロンがインターネットに常時接続していて、ロボットを壊した程度では人工知能は破壊されず、インターネットを通してまた復活する、というのもポイントです。武力の限界を示すのには最高の敵だと思います。無論、最後はヴィジョンの助けがあり、ウルトロンをインターネットから締め出して滅ぼすことに成功するのですが、華々しくアベンジャーズがトドメを刺す!ようなことはしません。クイックシルバーを殺されたことに怒り狂ったスカーレットウィッチが、ウルトロンの心臓(みたいな部品)を取り出してトドメとなります。
武力には限界がある。アベンジャーズを武力の象徴だとすると、そのアベンジャーズだけではウルトロンは倒せませんでした。武力と武力の衝突では、悲劇しか生み出しません。
正義は、他方から見ると悪です。クイックシルバーとスカーレットウィッチという存在が、それを物語っています。平和維持において、武力では限界があるのです。ウルトロンがアベンジャーズを「人殺し」と罵る場面がありますが、それはあながち間違いではありません。むしろ、恐ろしいぐらいに当てはまっています。他方から見れば、アベンジャーズなどただの大量殺人鬼ユニットですから。

武力による平和など、平和ではない。この映画からは、そんなメッセージが窺えます。かと言って、武力に依存しない平和は、現段階では夢物語です。だからこそ、キャプテン・アメリカはファルコンやスカーレットウィッチを招いて次世代アベンジャーズを再結成したのです。

真の平和を実現するためには、ウルトロンの言う通り、大量絶滅を経験してでも、人類が進化しないといけないのかもしれません。


◆感情豊かなウルトロン
ウルトロンは人工知能であるというのに、極めて感情豊かに描かれています。すぐに激怒しますし、イライラも、失策もします。生みの親であるスタークに強烈なコンプレックスも抱いており、下手な人間より人間臭いです。
この映画を観るまでは、ウルトロンは冷徹かつ冷静なコンピュータプログラムというイメージがあったので驚きでした。

これは、人工知能の行き着く先が「感情」であることを上手く表現していると言えるでしょう。現実世界であっても、ソフトバンクのPepperは既に感情エンジンを搭載していると聞きます。人工知能が人間の脳の再現をしている以上、感情豊かな人工知能は決して不自然などではありません。そして、感情は自我を育み、独り善がりな思想を持って暴走する・・・。

考え無しに技術の追求をして、越えてはいけないラインを越えようとしている人類への警笛なのかもしれません。


◆ホークアイとクイックシルバー
今作の魅力の一つがホークアイとクイックシルバーの駆け引きでしょう。序盤の雪山バトルに始まり、中盤、そして仲間となったクライマックスにおいても、この二人はライバル関係にありました。
だからこそ、最後にホークアイを戦闘機の銃撃から救い、倒れたクイックシルバーに涙してしまうのです。
はい、感動して泣きました。笑 
ホークアイは家庭を築いていたり、家族と別れたりで、死亡フラグが立ちまくっていましたが、まさかクイックシルバーが死ぬとは・・・。彼は次世代アベンジャーズの一員だと考えていたので、衝撃でした。負傷したホークアイと、死亡したクイックシルバーが救援船の上で並んで横たわるシーンが印象的です。

ここで、ホークアイはクイックシルバーのことを「クソガキ」と言っていたことを思い出します。ホークアイは家庭を築き、立派な父になっていました。ここから連想されることは、ホークアイとクイックシルバーの関係は、父と子の関係に近いのではないか、ということです。
「平和な時には子が父を弔い、戦争の時には父が子を弔う」
ヘロドトスの名言ですが、まさにこれがホークアイとクイックシルバーに関係します。ストーリーのテーマである「武力の限界」を、古代ギリシアより伝わる戦争の悲劇によって更に印象づけたのです。



このように、『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』は何から何まで最高級の映画でした!この夏、絶対に観るべき映画と言えるでしょう。もちろん、前作や他のマーベルヒーロー映画などの予習は万全にしておきましょう!笑






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Last updated  2015.07.11 15:31:31
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