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テーマ:もっと!藤子不二雄(208)
新聞で明日のことが
見えてしまった 少年・市川は、毎朝一番に 新聞を取りに行くことが日課となった。 < ストーリー > ■ 前回の続き 市川は、ある日 明日の新聞を見ることができてしまった!! これを役立てて、どうにか事故を未然に防ぐことは できないかと考え、行動に移した。 ■ 事件を防ごうとする しかし、まったく聞いてもらえなかった。 それも、そのはずかもしれなかった。 ■ みんなのためにやっているのに・・・ 電話も、いたずらだと思われてしまう始末。 市川の頑張りも、全くもって無力だった・・・ ■ 分かっているのに食い止められない苦悩 ■ ついには2日先も見えるようになった!! ■ 自分と友達の遭難記事が!! ハイキングの予定を立てていた、市川と友達は 2日後の新聞で、遭難と書かれていた!! ■ 絶対中止にするしかない!! ■ 電話で伝えるも笑われるだけだった・・・ ■ そして当日・・・ 必死に説得するも・・・ ■ ついて行くしかなかった・・・ 市川は、止められないことも予期していた・・・ 荷物をいっぱい詰めたリュックを背負い、後を追った。 ■ ついに樹海へ向かってしまう・・・ ■ 樹海もなんてことはない ■ コースを変えよう ■ 市川は血相を変えて止める ■ 友達は聞いてくれない・・・ ■ これは変えることのできない歴史だった ■ もう駄目かもしれない・・・ 文句のいいあい、罪のなすりあい、そしてケンカ・・・ みんなの心もバラバラになり・・・ 食料もつき、飲み物もつき、雨が降り 体が冷え、体力も尽き、気力も尽きてしまった・・・ ■ 死を意識する市川・・・ 精根尽きて、目を閉じる市川。 皆はもう動けなかった。 決定済みの歴史は変えられないのか・・・ 4人の明日はどうなるのか・・・ 私は、ラストに大いなる感動を受けました。 今から20年以上前の中学時代のことです。 「ポストの中の明日」は、7つ目に読んだSF短編でした。 それまでの6作も全て感動し、心に残っているのですが これだけは特別でした。ハッピーエンドだから感動という 生易しいものではなく、言葉に表現できないほどの いいようのない大感動に私は包まれました。 F先生のSF短編に出会ったときから 私の心の中で「藤子不二雄」という名の太陽が いつまでも明るくまぶしく永遠に照らし続けています。 そのきっかけになったのは、ドラえもんやパーマンを 始めとする藤子マンガを読んできたことは、いうまでもありません。 ■ 文庫本『ポストの中の明日』収録 藤子・F・不二雄 少年SF短編集 2巻 [絶滅の島] ■ 大全集『少年SF短編』1巻の目次 「ポストの中の明日」 (本日の日記) 「ひとりぼっちの宇宙戦争」 (昨年10/12) 「おれ、夕子」 (10/6) 「未来ドロボウ」 (9/24) 「流血鬼」 (4/22) 「ふたりぼっち」 (11/13) 「宇宙船製造法」 (10/14) 「山寺グラフィティ」 (昨年10/24) 「恋人製造法」 (10/28) 本日の日記で、ようやく今年9月に発売した 短編集1冊の紹介が終わりました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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