カテゴリ:フィギュアスケート
台風一過の高く抜けるようなまっさらな空の青は、 ダイスケの試合での信じられないようなパフォーマンスに 胸が震えることはないんだという寂しさと、 その寂しさに馴れなければいけないんだという、 ぽっかり開いた大きな穴のことを思って、また寂しくなった。 友人のマキさんにメールしたら、 「ぽっかり開いた空洞は、 いつまで経っても満たされない。 それは大切な人がいた証拠だ」 という脚本家の木皿泉のセリフが送られてきて、 目にした途端、その場でばーっと泣いた、鼻水も出た。 東松原駅から仕事場まで、恥ずかしいくらい泣いた。 そっか、大切な人たったからか。 私、彼の熱狂的なファンなの タチアナ・タラソワ(ロシア/コーチ、振り付け師) 彼のスケートは、氷へのタッチが素晴しいんです。 さらに動きのディティール、手先の動きとかもね。 うーん、なんて説明していいものやら、もう全てが好き! 彼は真のアーティストなんです。 シェイ・リーン・ボーン(カナダ/振り付け師) 理想的なスケーター像というものを考えると、 僕は高橋大輔がそれにきわめて近いと思う。 すべてもコーチは彼のような選手を育てることを夢見るべきだ。 彼は長年、僕を感動させてきた。彼は並外れた勇気を持っているだけでなく、 フィギュアスケートに求められるあらゆる能力を持つスケーター。 アルバン・プレオベール(フランス) このフリープログラム「Blues for kook」は、 シーズン最終戦である国別対抗戦でその最高の姿を見せたが、 それはフィギュアスケート史における極めて重要なプログラムとして 我々の記憶にいつまでも残るだろう。 ジャッキー・ウォン(米/ジャーナリスト) 昨シーズン彼はフリーでブルースを滑った。 ゆっくりとした退屈な音楽で、もし他の誰かがこの曲を 選んでいたら、死ぬほどつまらなくなっていただろう。 だけど彼にかかると、あの4分半はあっという間に過ぎて、 ファンタスティックだった。 彼は人々を惹きつけ、音楽を解釈する技術を持っている。 それは面白くて、モダンで、そして素晴しかったよ。 僕はこに男を尊敬していて、彼のスケートに対する見方も好きなんだ。 彼は様々な振付師と仕事をしているにも関わらず、 彼独自のスタイルを持っているんだ。 トマシュ・ベルネル これは僕が今まで見た中で最高のプログラム、 それは芸術で、ルールやランキングとは全く別の次元、完璧だ。 マリオン・デ・ラ・アソンション(アイスダンサー) 自分は芸術的なスケーターだと思っているけど、 ダイスケの演技の前には圧倒されてしまう。 あれほど表現力のある選手はほかにいませんね。 ソチは心情的にはダイスケにメダルを取って欲しい。 ジョニー・ウィア(米/プロスケーター) 優勝して欲しいのはダイスケ。なぜならそれにふさわしい、 とても素晴しいスケーターだから。 ブライアン・ジュベール(フランス/プロスケーター) ダンサーだね。氷の上のダンサー。 熊川哲也(バレエダンサー) ダイスケはとてつもなく素晴しいスケーターです。 これまで氷の上で本当に卓越した演技を見せてくれてきました。 ダイスケのいないオリンピックは本当のオリンピックではない。 ステファン・ランビエール(スイス/プロスケーター) 高橋選手は、あの試合は怪我をしていてジャンプはあんまり強く なかったですけど、諦めない気持ちと、本当に心から滑っている のが伝わって、涙がぽろぽろ、皆泣いていましたね。 長洲未来(米/スケーター) 勿論、日本での世界選手権で彼を見たい。 でももしそれが叶わなくても、これが本当に最後だったとしても、 私はこれだけは伝えたい。 「ありがとう、大輔。 あなたはフィギュアファンとしての私の人生の喜びでした。」 ブライアン・オーサー(カナダ/コーチ) 彼の状態を考えると、ダイスケは自分にできることを精一杯やった。 スケートの美しさ、激しさ、喜びの全ての要素がミックスされた プログラムだったと思いました。 ダイスケのことは心から尊敬しています。 彼がいなくなったスケート界なんて想像できません。 ローリー・ニコル(カナダ/振付師) 確かに「The Long And Winding Lord(長く曲がりくねった道)」 でした。しかし「高橋大輔という奇跡」を共に歩むことができた 私たちはなんて幸運なんでしょう。 キャロル/レーン(英/コーチ/振付師) キャロル、彼のその「長く曲がりくねった道」は スケート界のトップにまで続く道だったのよ。 彼はこれからもずっと世界中から愛されるスケーターの一人でしょう! ブレンダ・アーヴィング(CBCジャーナリスト) 戦うのに十分な練習をする機会すら怪我が奪った。 でもそれがなんだっていうんだ? 彼は彼が今出来る最高のものを僕たちに見せてくれるんだ。 アーティストであり、アスリートである完璧な融合体。 カート・ブラウニング(カナダ/プロスケーター) しかし押し並べて、男子シングルはスケーターにとっても ファンにとっても大いなる失望となったのではないでしょうか。 そんな中、メダルはは無くとも、日本の高橋大輔のエネルギーは ほとんど神々しいままだった。 私は、この先もう高橋を大会で見ることが出来ないという事実を 考えたくもない。 私たちが、順位やタイトルのためだけにアスリートを愛している わけではないということが、このソチで更に明らかになった。 確かに、高橋が最後にオリンピックでメダルを取ることなく、 このスポーツから去ってしまうのは悲しいことだけど、 しかし、だからこそ、私たちは彼をもっとずっと愛するのでは ないだろうか。 ルーシー・ジェシロフスキー(ロシア/作家) 例えば高橋大輔。 彼に敵う奴なんていないよ。 アレクセイ・ヤグディン(ロシア/プロスケーター) 大輔をどう表現したらいいんだろう? 彼はなんでも頼める、どんな新しいスタイルでも試してもらえる スケーターなんですよ。 彼とは3年間やりましたが、 あれは最も美しい3年間だった。 彼は本当に信じられないですよ。 言葉では言い表せないですね。 まさにそういう理由で、彼とやるのは凄く美しいことだった。 彼には本当にたくさんの引き出しがある。 見ていて本当に美しくて、彼のテクニックも例を見ないくらい でしたね。 パスカーレ・カメレンゴ(伊/振付師) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.15 09:32:18
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