ダウン症児の育児ブログ～派遣さんの☆ワクワク育児日記！～

今日はひろくんと妻が明日の停留睾丸の手術に向けての
入院で不在です。
この日に以前よりぜひ見たいと思っていた映画がありました。



★映画「いま、会いにゆきます」HP
http://www.ima-ai.com/index.html

これほどまでに私が好きになった映画は今までありません。

この映画との出会いは、当時ひろくんが生れて間もなかった
時に命が危なくて入院した１年７ヶ月前にさかのぼります。
今までの自分を変えていこうと色々と考えたあげく、
久しぶりに感動する映画を見てみようと思ってレンタル屋で
この映画のDVDを手に取ったのが始まりでした。

その時の私自身の心境と相まって、この映画には
もう泣けて泣けてしかたありませんでした。
何回も何回もその映画ばかり繰り返し見て、
１人で泣いていたのを思い出します。。

その後もこの映画に「はまって」しまい、妻とともに
TV版もレンタルし、小説、絵本、漫画を購入して読みました。
音楽も良いので、映画、TV版ともサントラを手に入れて
楽しんでいます。。(^^*)




その映画を見た当時は、とても気持ちが不安定な時期
でしたので、それではまったのかなとも思いましたが、
何回も見ているうちにどうもそれだけではないこともわかり、
あのときと同じシチュエーションの、ひろくんと妻が不在な今回、
その映画をもう一度冷静に見てみようと思いました。

時間が錯綜しますのでその点は少し複雑な映画ですが、
（特に子どもにはその辺り分かりにくいかも・・）
やはりストレートに響いてくるものが今だあり、
複雑な割りには筋が見事なまでにきちんと通っていますので
わりと分かりやすい映画だとあらためて感じました。

何回見てもやっぱり良いです。。m(ﾟ- ﾟ )
ありえない事をベースに映画が進行していくのですが、
もしそうなったら私だったらどうするかということを
真面目に考えてしまいます。
そして澪（みお）さんのラストの決断にはとても共感を覚えました。

幸せとは何かについてとても考えさせられる映画でした。
架空の出来事ではありますが、ものすごく説得力のある映画です。
この映画に携わった方々のメッセージが押し付けがましくは
ないのですがすごく伝わってきます。


私が感動したシーンの一つですが、
佑司くんがお母さん（澪さん）との最後の別れ際に、
「ママは僕を産んじゃったせいで死んじゃったんでしょ?」
と聞くところ。。

佑司くんを生んだことが原因で亡くなったお母さんにずっと
罪悪感を感じていた佑司くんが、最後のお別れとなる時に
思い切ってお母さんに自分の胸の内を明かすシーンです。

その佑司くんに対してお母さんが、
「そんなこと絶対無い。これっぽっちもない」
と言い切ります。

通常では納得することが難しいその言葉を、
この映画ならではの強みで自然に納得させてしまうところも
とても魅力的でした。

そして、最後の「りっぱな大人になってね」、
の一言がとても胸に詰まりました。
（今の私にはとてもきつい言葉ですが・・T_T)


自分が早くに死ぬと分かっている道でも、それに自分なりの
意義が持てるのなら、あえてそちらを選んで進んでいく生き方も
ありなんだなということをとても感じた映画でした。

死よりも大きなもの（それは愛なんでしょうね）をあえて
選択した澪さんにとても素晴らしい女性像を感じました。
究極を言えばお産自体が、自分の命と引き換えになる
こともありますので、あながちこの映画の世界もそう遠い
世界ではないかもしれません。。

そして何といってもひまわり畑の素晴らしい風景m(ﾟ- ﾟ )
実は私のブログのトップのひまわりはこの映画からきています。。


フィクションは本当の真実を表現するために
必要不可欠のものだと思います。
この映画もその点をよく表現しているような気がします。

「本当に大事な物は目には見えない」
この言葉はやっぱり真実だと思っています。。


＜関連リンク＞

★映画「いま、会いにゆきます」ＨＰ
http://www.ima-ai.com/index.html

★ＴＶ「いま、会いにゆきます」ＨＰ
http://www.tbs.co.jp/ima-ai/