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Rheumatic diary

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2006.09.12
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 きょう検索していて辿りついた青山自然医療研究所クリニックのHPです。東京女子医大付属の病院で、3年前にスタートした新しい医療機関、たいへん興味がわきました。

 わたしは、もうじきリウマチ20周年を迎えます。発病したころは、痛みに耐えるのが精一杯で、疑うことなく病院から処方された薬をせっせと服用してました。これを飲んでさえいれば、いつかは良くなるに違いないという希望を持って。ところが、3年経っても5年経っても、症状は改善されず、悪化の一途です。西洋医学に対し、だんだん希望が持てなくなってきたころ、漢方薬に関心を持ちました。上野にある漢方治療院を訪れた最初のとき、医者が「もっと早いうちにきてくれたら、治してあげられたのに」とおっしゃり、わたしは愕然としました。なぜ漢方医がそう言ったのかというと、西洋医学のクスリを長期にわたり飲み続けた患者は、身体が本来持っている自己治癒力を乱された状態だから、元の治癒力を取り戻すのが困難(=治しにくい)という意味だったようです。でもその医者は、わたしを見放したわけではなく、触診したのち処方してくれました。漢方薬にはたいてい即効性はなく、身体のバランスを調整するところから始まりますので、長期戦を覚悟しました。もちろん合成薬も服用しながらです。1年も経つと、いよいよ変形がひどくなり、治療院まで通えなくなってしまったので、薬は郵送してもらっていたのですが、あるとき腹部の激痛に襲われました。緊急入院。腹膜内に大量の出血があり、止血して輸血。検査しても「原因不明」でしたが、わたしは漢方薬による副作用だと察しがつきました。その漢方薬は婦人科系を治療するものでしたので、こともあろうに生理の出血が体外へ出ずに腹膜へと流れたようなのです(そういうこともあると、婦人科医は言ってました)。本来なら漢方医のところへマメに通って診療を受けながら飲むべきでしたのに、それを怠った結果です。

 漢方薬にも副作用があると身をもって知ったわたしは、次に、自然療法や代替療法のほうに関心が向くようになりました。「ナチュラル・メディスン」という本は、西洋医学に限界があることをわたしに知らせてくれました。アロマテラピー、ハーブ療法、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、ナチュロパシー……全部カタカナ文字(笑)手当たりしだい入手した本を読みました。しかし上記のような療法を受けてみたくても、どこへ行けばいいのやら? 日本には、まだそういった治療を施せる施設は無に等しく、空しい気持ちになりました。西洋医学に限界あり…そうはいっても、わたしの症状は、いまさら合成薬なしに生きられるものではありません。ですから、もちろん病院との縁も切れません。でも、病院に通っているだけでは、どうにもならない。気持ちは焦ってばかり、そして不安でした。

 いまだから言えるのですが、こういった焦りや不安は、精神的ストレスを助長し、病状にまちがいなく悪影響を及ぼします。この精神的ストレスを、どうやって回避し、平常心でいられるかは、病気を克服する上での重要ポイントだと実感しています。しかし、これは簡単なことではありません。まず、ひとりではゼッタイにムリ。家族や周囲の温かな協力がなくては。わたしは、そのころ実家へ復帰していました。夫との関係には、もう何も希望が持てなくなっていました。わたしへの思いやりを、もう感じられなくなっていました。ですから、わたしは実家に戻り、再スタートを切らざるをえなかったのです(でもいまはこう思っています。夫が別の女性の下へと去ってくれたことは、感謝だと。夫を奪っていった彼女に感謝だと。この心境に至るまでの路程には書ききれない心情がいくつも存在しますが、とにかくファントム以来(おっ!)わたしは本心から感謝できるようになりました)。

 なんだか話が逸れてきましたので、リセットします。上記のような経験をしたわたしの視点から申しますと、青山自然医療研究所クリニックは、わたしの紆余曲折のごときムダな時間を費やすことなく苦痛も最小限のまま、良い方向へと導いてくれるように思います。西洋医学と自然療法を切り離さずに、双方の利点を総合しての治療が施行または紹介されるのですから。そのうえ、患者を取り巻く人間模様・環境などをカウンセリングすることで(これは賛否両論かもしれないけど、わたしは重要事項と確信してます)、自らが軌道修正し、新しい生き方を出発する手助けになると思われます。HPにありますが「当クリニックでは「心理状態が病をつくる」と考え、直接的な病気や心身の状態などのほか、家族構成や人間関係、患者様の人生における出来事まで時間をかけてお聞きし、症状の奥に潜む心の問題(病の原因)を探り、治癒の糸口を引き出すことを心がけています」。わたしは早期にこのクリニックと出逢えなかったことが、たいへん残念です。
 モンダイはといえば、医療費は全額自己負担という点でしょうか。とはいえ、保険診療では不可能な分野も包括して診てもらえるということを、患者は理解しなくてはいけません。さて、このクリニックの登場が、日本の医療にどれだけ影響を及ぼすか? わたしはこのクリニックのような理念方針(患者本位!)がどんどん普及してくれることに期待します。






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最終更新日  2006.09.12 20:42:59
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