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カテゴリ:リミンブログの12の考察
先日、「弓蔵」さんのブログ・コメント欄でのやりとりから、 奇しくも「ソクラテスの妻」さんこと彼の奥さまと、私は、 なんと共通の愛読書があったことを知り、驚いたのと同時に、 とても嬉しかった! 今でも世界中の人々に愛されているシリーズ、 「大きな森の小さな家」「大草原の小さな家」 家族が力を合わせて開拓時代の様々な困難に立ち向かい、 自分たちで住まいを作り、食事を作り、畑を耕し、狩りをし、 家族の誕生日や、クリスマスを祝い、神への感謝を忘れず、 満足して日々を生きていく… この家族の生活の記録は、 私の「幸福感」の礎になったような本なのだ。 私は、かつて、このシリーズを全巻揃え、 ローラ家と一緒になって、ギンガムチェックのカーテンを縫い、 アップルパイを焼き、クリスマスの準備をし、 小さなハタ織機で肩かけやマフラーを織った。 いつしか、毎日が仕事に追われる暮らしの中で、 「ローラ家の幸せ」への渇望は、私の心の隅に、 オリのように溜まっていった。 『家族への愛、自然への愛、隣人への愛、 感謝すること、満足すること‥。』 ローラのメッセージは、 具体的で、易しくて、とても分かりやすい! 百年経った今も、その共感は感動的で新鮮に思える! 身体を壊したのをキッカケに、私は思いきって、 会社を早期退職した。 収入は激減し、生活は一変したが、 ローラからのメッセージは、私に今でも、 生きる勇気と夢を与えてくれている。 ●1867年に生まれた、ローラ・インガルス・ワイルダーは、 90歳までの一生を通して、自分の家族を主人公にして、 物語を書き10冊の本にした。 ローラ自身が「それは全部本当の話だ」と言っているように、 両親と、姉の"メアリィ"、赤ちゃんの"キャリイ"と一緒に過ごした 子ども時代と、アメリカ北西部の『小さな家』での出来事を ローラの目で綴ったものだ。 男の人は男らしく、女の人は優しく女らしかったあの時代。 ジェンダーハラスメントと怒られそうだが、お互いの持ち場を分担し、 協力しなければ生きていけない時代だったのだろう。 そして、この父親と母親の知性と愛情に包まれて、 育っていく子どもたちの何と幸せそうなこと! この物語を愛している人が、とても多いというのも、 誰もが共感できる普遍的な「幸せの形」だからだと思う。 そんなローラ一家の生活の知恵をまとめた 「ローラ・インガルスの生活レシピ21」が、 (いのちのことば社)から出版されていると知り、 久しぶりに大きな森の小さな家に暮らす ローラのところに遊びに行こうと思っている‥。 .................................................................................. ★幸せは、すぐそばに☆ 【里山暮らし、ときどきスペイン】太陽出版 1,260円(税込) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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