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カテゴリ:リミンブログの12の考察
●私だけが知っている(NHK) (57年11月~63年3月)…('57.11.10~'63.3.31) その昔、NHKで「私だけが知っている」という番組が あったことを覚えているだろうか。 推理小説仕立てで出される問題から 徳川夢声局長をはじめとする探偵メンバーが(ゲスト探偵も) (有吉佐和子、江川宇礼雄、池田弥三郎)を真犯人を推理した。 今から考えると、問題の作成には戸板康二、鮎川哲也、笹沢佐保、夏樹静子、島田一男など一流の推理小説家があたったというから、なんと贅沢な番組をテレビで見ることが出来たのだろうと羨ましい。 30分番組で、犯行の行われる出題部分のドラマが16分、 探偵局のメンバーによる謎解きのディスカッションが12分。 最後の“天の声”による解答&解説では「結論を急ごう」という セリフが流行語にまでなった。 日曜日の夜にやっていたそうだから、当時としたら大人気番組だ。 私の家でも大人たちが『あーでもない、こーでもない』と迷探偵 よろしく推理していた。 子供達は、当たるとハシャギ回ってクイズのつもりで見ていたが、 遺産相続や愛人問題、借金問題など、子供には難しい問題だったような気がする。 驚くことに、当時はビデオが無かったため、 すべて生放送だったという。 したがって今、再現しようと思っても 再現フィルムが無いそうだ。 仕方なく、番組の脚本を集めた本を買った。 私のミステリー好きの原点になった番組かもしれない。 ●幻のNHK名番組「私だけが知っている」 (第1集)(第2集) (光文社文庫) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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