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テーマ:家族旅行(810)
カテゴリ:旅行・レジャー・イベント
四国旅行の2日目。
「ビレッジ美合館」を出発して、一路、愛媛県は新居浜へ走りました。 新居浜は古くから栄えた工業の町。 それもそのはず、山間に分け入ると『別子銅山』跡に行き当たります。 別子銅山は現在の住友グループが開発、 近代的な掘削技術の嚆矢といわれている銅山です。 現在の住友グループ繁栄の礎は、この別子銅山があったればこそ、 と言われているんです。 既に30年以上前に閉山されましたが、 跡地は整備されて『マイントピア別子』というメモリアル施設になり、 江戸時代から開発されてきた別子銅山の歴史を今に伝えています。 施設の入り口に、開発当時使われていた鉱石運搬用の 鉱山鉄道の貨車が展示されていました。 僕たちは時間の都合で乗ることはかないませんでしたが、 今も見学用ではありますが鉱山鉄道が運転されており、 山間へ分け入ることができます。 住友は別子だけでなく、瀬戸内海に浮かぶ島にも鉱脈を発見し、 そちらでも掘削と精錬を行っていたそうです。 小さい島にあわせて、こんな消防車が活躍していたとか 懐かしいミゼットの消防車です。 こんなの、初めて見ました。 さて、松山道経由で松山市内に入り、 道後温泉で荷をほどいた後、周辺を探索。 温泉入り口には伊予鉄道市内線の道後温泉駅が。 伊予鉄道は、郊外へ向かう路線は通常の鉄道路線ですが、 市街地を走る市内線は路面電車です。 そしてなんと路面SLも! いわゆる『坊ちゃん列車』で、数年前にデビューしました。 小説『坊ちゃん』に登場する本来の『坊ちゃん列車』は、 現在の郊外線を走っていたのですが、 伊予鉄道は、松山の中心部と道後温泉を結ぶ観光路線でもある 市内線にレプリカとして走らせることとし、大成功しました。 ちなみにこのSL、いわゆるディーゼルエンジンで動いており、 石炭をくべて蒸気を沸かしているわけではありません。 さて道後温泉です。 建物自体は明治期に建てられ、大正・昭和初期に増築されています。 宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』に出てくる、 妖怪たちの癒しの場所『油屋』のモチーフにもなった建物で、 確かに中に入ると『千と千尋…』を彷彿とさせる雰囲気です。 男湯の洗い場に元々の源泉跡が記してありました。 はるか古代よりその場所からこんこんと温泉が湧いていたそうです。 ということで、愛媛県はいろんな歴史が詰まった場所柄なんですね。 愛媛県の歴史散歩 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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