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カテゴリ:音楽のある部屋~三ツ星クラシック
音楽の世界に革命をもたらしたザ・ビートルズ。その音楽は現実の革命でも大きな役割をはたした。
「平和をわれらに」は、中心メンバーのひとりだったジョン・レノンの作。1989年秋に始まる東欧民主化運動で、シンボル・ソングとして歌われた。 スターリン主義の独裁~恐怖政治に抑圧されてきた東欧の人々は、底抜けに陽気で力強いこの歌でお互いを鼓舞し立ち上がり政治主体として歴史に登場し、隷従の鎖を断ち切って<共産主義>を崩壊させたのだった。 音楽が単なる消費物であることをやめ、生きるための糧、人と人との絆となって輝いた一瞬だった。 日本のピアニスト、高橋アキは、世界中の作曲家にビートルズ作品によるアレンジをよびかけた。 アメリカの反体制作曲家・ピアニストのフレデリック・ジェフスキーは、高橋アキのよびかけにこたえ、ベルリンの壁崩壊のニュースを聞きながら、「平和をわれらに」のテーマによる小幻想曲を作った。 この歌の「ぼくたちが言いたいのは、平和をわれらに、ただそれだけ」の部分によって作られたピアノ曲で、わずか9つの音からなるメロディーがさまざまな声で歌われ、やがて優しい声で語りかけるような静かなラストへと導かれていく。 この「ハイパー・ビートルズ・シリーズ」に登場する多彩な作曲家群を見ていると、ビートルズの音楽を愛好する、あるいは彼らの音楽にインスパイアされている現代作曲家の多さに驚く。 ザ・ビートルズの音楽の持つ「永遠の新しさ」「精神の若々しさ」が、これら前衛と呼ばれる現代の作曲家たちを鼓舞し続けているのだろう。 そんな音楽が、そんなロック・バンドが、これまでも、いまも、これからも、あるだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 24, 2009 12:34:07 PM
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