カテゴリ:ひとり言
昨日は、姿消す「昭和の名列車」たちというウエブトピックスを読んで、「線路は続くよ、どこまでも」と題するつたない文を書いたのでしたが、ブログ愛好家には鉄道ファンが多いのでしょうか、ことの他多くの方にお読みいただいたようです。 さて昨日は特急の思い出として、北陸線の雷鳥号としらさぎ号、高山線のひだ号を取り上げましたが、いずれも北陸から関西、中京方面への列車になりますね。そこで今日は、当地から東京方面へ行く場合に利用した思い出の特急列車についても書いておきたいと思うのです。 今だと金沢始発の特急はくたか号に乗り、越後湯沢で上越新幹線Maxとき号に乗り換えれば、冨山から最速3時間半もかからずに行けるようになりましたから、随分便利になったものです。このはくたか号は、上越新幹線が開通する前にも、上野まで信越線経由(あるいは上越線だったかも知れない?)で一日2~3本走っていましたから、古株といえる特急になるでしょう。 しかし、特急とはいえ東京までの所要時間が5時間半~6時間程度かかったので、日中それだけの時間ただ座っているのも大変ですから、はくたかはあまり利用しませんでした。 当時の記憶をたどれば、東京へは夜行列車で行くものだと思い込んでいた節がある。 思い起こせば、もう40年前のことになります。 私が初めて東京へ行ったときに乗った列車が、この北陸号だったのです。初めての一人旅。一泊分の着替えに受験票と数冊の参考書を忍ばせたバックを抱え、心細い気持と一緒に北陸号の3段ベットの最上段に身を横たえたのでした。 そんな緊張感からか、列車が動きはじめてしばらくしてすぐ眠りについたようです。途中ガタンという大きな音と衝撃で目が覚めると、しばらく停車していた列車は前後逆に走り出した。あぁ、今長岡なんだなと思いながら、いつのまにか眠ってしまったのでしょう、よく朝終点の上野が近づき他の乗客が降りる支度をしだした気配に起こされて、慌てて寝台を下りたことを昨日のことのように思い起こすことが出来ます。 ・・・そんなわけで私の一番思い入れのある特急列車は、寝台特急北陸号。この特急もすでにリタイヤして久しいですね。 当時は、こんな寂しい思いをさせる、こんな特急二度と乗りたくないと思ったものですがね、今となれば、あの北陸号のB寝台の最上段のベットがなつかしいです。(笑! 寝台特急北陸号は、根強い鉄道ファンの要望で特別に運行されることが今後あるかも知れませんね。その時にはぜひもう一度乗ってみたい特急です。 ・・・しかし、あの時の青雲の志も高き紅顔の美少年は、どこへ行ってしまったのだろう。40年の歳月を振り返り、ただただ白髪混じりの頭髪を?くのみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月17日 13時06分22秒
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