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テーマ:音楽のお仕事♪(1676)
カテゴリ:└コーチング・強み
この記事は、ピアノ指導者であり、コーチである林がご紹介する「生徒の個性別レッスンアドバイス」シリーズの第二回目です。
総合目次はコチラです。 人を知るには、その人が他人と接するときどういう態度をとっているのか観察するのが一番の近道です。 もちろん、レッスンの時に、その子が自分自身(指導者)に対してどういう反応の仕方をするのか観察するのも手ですが、それ以外の機会も見逃さないように! お友達に対する態度、保護者に対する態度、知らない生徒に対する態度…… 保護者や本人に聞くのもいいですね。 ぜひ「好きなこと・得意なことシート」を活用してください。 そのほか、コーチングには、対人関係のとりかたからその人のタイプがわかる「タイプ分け」という考え方もあります。 このブログでも以前ご紹介したほか、去年配布した無料レポートでも詳しく解説しました。 いずれ新連載として詳しくご紹介したいと思っています。 さて、生徒の対人関係の取り方がわかったら、下記のアドバイスを参考にしてみてくださいね。 2・対人関係の取り方の傾向別レッスンアドバイス 大人と接するのが得意な生徒…… ほかの生徒のお母さんにほめてもらう(レッスンの後に来る付添いのお母さんとか、イベントに付き添ってきたお母さんなどに頼んで)。 大人と接するのは苦手な生徒…… 先生の前ではあまり話さない子が多いので、ご家族と連絡を密にする。大人が苦手な子は、同年代の子か、小さい子が得意な場合が多いので、それを見極める。 人に頼るのが好きな生徒…… こちらが与えてばかりだと自主性がなくなるし、どっちでもいいよ、と言われると戸惑う。「これとこれだったらどっちがいい?」と選ばせる。 頼られるのが好きな生徒…… 「こういう場合はどうしたらいいと思う?」と、差支えのない範囲で、匿名でほかの生徒についての悩みを相談してみる。 自己主張する生徒…… レッスンの進め方、曲選びなど、なんでも任せてみる。やってみてうまくいかないときだけ、さりげなくフィードバックや情報提供をする。 主張するのは好きではない生徒…… 言葉にならない気持ちをくみ取ってあげる。保護者に家での様子を聞く。手紙を書く。 人に合わせる生徒…… 先生や親御さんの顔色をうかがう傾向がある。じっくり話を聞いてあげるなど、自分の意思を出しやすい環境づくりをする。 人に合わせない生徒…… ある程度やりたいことをやらせてあげる。ほかの子が使っていない珍しい教材を与えてみる。 先頭に立つのが好きな生徒…… イベントなどを取り仕切ってもらう。案を出してもらう。 後ろからついていくのが好きな生徒…… イベントなどの際、先生やリーダーの補佐役を任せてみる。 小さい子が好きな生徒…… 年下の生徒に、自分が覚えたことを教えられるような機会を作る。一緒に連弾をしてもいいかも。 小さい子が苦手な生徒…… 下にきょうだいがいない場合が多い。あえて、年下の生徒やほかの生徒の下のきょうだいと接点を持たせるのもいい。 生徒の対人関係の取り方を観察するには、生徒を一挙に集めるのが一番です。 子ども同士が集まると、「普段の顔」を見せる確率があがります! 私、みきぱんの教室では、発表会のほかに、年に3回ほど自宅でイベントを行っていて、その場で生徒を観察?したり、生徒の強みや個性を活かせるような役割を与えたりしています。 たとえば、「小さい子が好きな生徒」には、イベントで幼児の生徒の面倒をみてもらったり、「大人と接するのが好きな生徒」には、イベントを見に来た保護者にお願いして、イベントの時の様子を、あとで個人的に承認してもらったり、ということをしています。 イベントの活用の仕方も、いずれ連載していこうと思います 次回は…… 3・学習傾向別レッスンアドバイス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.01 17:22:57
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