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カテゴリ:◆コーチング
【コーチングでお悩み解決! 思春期レッスンアプローチ】in 横浜ヤマハ店
に行ってきました(^_^)/ 特別ゲストに音楽ライターの山本美芽さんを迎えての、強力ラインナップ! このセミナーは、ムジカノーヴァ1月号とのタイアップで、思春期という「難しい年ごろ」を迎えた生徒さんへの対応、コミュニケーションの取り方を「コーチング」を軸に学んでいこうというものでした。 私も思春期真っ盛りの3児の母。 そして間もなく中学生になる生徒たちの先生でもあるので、 まさにタイムリーなセミナーでした。 とても内容の濃いセミナーだったのですが、全部書くと長くなるので、 印象深かったポイントを1つだけご紹介したいと思います(それでも長くなってしまいましたが;)。 キーワードは「思い込み」 思春期には、その子の一生を左右する「思い込み」が形成・定着されやすいそうです。 たとえば、きちんとしたご家庭で育ったお子さんには、よく「きちんとしなければならない」「がんばらなければならない」という思い込みがつくられがち。 思い込みは、その子のもともとの性格や、日ごろ周りからよくかけられる言葉、どう扱われるかなどによってつくられていきます。 人は誰でも、多かれ少なかれ、周りに影響されて成長していくものですが、 真っ白な状態の子どもたちは、周囲から受ける言葉、態度、環境の影響を、ダイレクトに受けてしまいます。 小さいころから受けてきた影響が、思春期に定着し、大人まで続いていくことが多いそうです。 それがあまりに強固であると、大人になってからも抜けられずに悩んだり、苦しんだりする人も出てきますね。 というと、「思い込みって悪者?」となりがちですが、保科コーチは「思い込み」自体は、いいものでも、悪いものではなく、置かれた状況によって、それをコントロールすることが大事だとおっしゃっていました。 「約束はきちんと守らなくてはならない」という「思い込み」を持っている場合、 きちんとした人たちがたくさんいる場所ではいいことだけれども、 あまりそれを重要視していない人たちの中にはいったとき、強固にそれを押し通そうとすると、自分を追いつめてしまうということです。 今回のセミナーでは、ピアノの先生にも、生徒にも、保護者にも、その「思い込み」は多々あり、それにこだわることによって、自分自身や、相手を苦しめているケースがあると学びました。 それを聞いて、「ああ、あるある!」と思いました。 私自身も、自分に向けた思い込みもたくさんありますし、 子どもに向けた思い込みもたくさんありました! 一緒にセミナーに参加した先生方もおっしゃっていました。 「子どもの思うとおりにさせて、のびのびと生活させてあげたい。でも、親はどうしても先が見えてしまうから、こうでないといけないと思って、いろいろ余計なひと言をいってしまうのよね~」と。 私も、子どもや生徒に、「余計なひとこと」と言ってしまうことがよくあります。 つい、先週も、思春期の生徒にやっちゃいました。 生徒が「中学になると部活大変なんだよね。勉強も大変なんだよね」と、中学生になる不安を訴えてきたとき、私自身にも中一の娘がいて、大変まっさかりだったので、つい、「そう。中学生って大変だよ。がんばらないと」と言ってしまいました(ダメじゃん ![]() 本当は、「中学生って大変。自分にはちゃんとできないかも」という生徒の不安、思い込みを、軽くしてあげなければいけなかったのに…… 私の中に「大変な時は、より頑張らなければいけない」という思い込みがあったんですね。 つい、「頑張らないと」という言葉が出てしまいました。 そんなことを考えていた時、 保科コーチがおっしゃいました。 「みんなお子さんのために、良かれと思っていっているんですよね。愛情の表れなんです。ただ、投げるボールが悪いだけ。愛情はそのままに、ボールだけを取り換えれば大丈夫!」 なんと、愛情あふれる言葉です。「そうか、大丈夫なんだ!」という気持ちになれました。 「コーチでも、うまくできないときがあります。全部完璧にできなくてもいいんですよ」 というお言葉もありました(涙) 本当に、コーチングセミナーに参加すると、毎回リセットされるような気持ちになります。 日々生活しているうちについてしまう「思考のゴミ」のようなものを、ぱっぱと払ってくれ、ついでに変な罪悪感も溶かしてくれます。 話が脱線してしまいましたが、 大人である私ですら、そういった思い込みにとらわれてしまい、考えを狭めてしまい、自分を追いつめてしまうことがあるんです。 ましてや、心が繊細で、世界が狭く、逃げ場が大人よりも少ない思春期の生徒は、 「思い込み」に縛られる痛手は大きいですよね。 思春期の生徒が陥りやすい「思い込み」とは…… 「失敗したくない(失敗は許されない)」 「無駄なことをしてはいけない」 「ちゃんとやらなきゃ」 「うまくこなせない自分はダメだ」 「きれいじゃない自分はダメだ」 「このクラスでうまくやっていかないとダメだ」 のように、ゼロか100か、のような思い込みが多いような気がします。 何十年か生きていくと、すべての出来事は、ゼロか100かで割り切れるものではないと学びます。(大人でも、時々こういう状態に陥る方もいますが) 100がダメでも、50でも、70でもいいんです。 別のベクトルで測ってもいいし、 測るものさしを変えたっていい。 でも、思春期の子供たちは、視野も世界も狭いので、 「ここでちゃんとできないとすべて終わり」のようになりがち。 ちょっと友達とうまくいかないと、「もうダメだ~」となって、ピアノに集中できなくなったり…… ささいなことで、悩み落ち込み、無口になります。 そんなお年頃の生徒に対して、大人であるピアノの先生ができることは、コミュニケーションを通じて心を軽くしてあげること。 そして信頼関係を築き、どうやったら、その子のためにうまくいくのか、話し合っていくこと。 ゼロか100かではなく、一番いい着地点は何点なのか、一緒に考えてあげること。 話を聴く 承認する 共感するなどなど……コーチングのスキルがここで使えます! セミナーでは、思春期の生徒とのコミュニケーションに使えるスキルとその効果についても、詳しく説明してくださいました。 ここでは、「思い込み」だけしか紹介していませんが、 まだまだ、キーワードがたくさん! 各地でセミナーが開かれているようですので、コーチングや、思春期のお子さんとのコミュニケーションに興味のある方は、ぜひ! 詳しくは保科コーチのHP(下記に明記)から! ![]() ![]() ![]() ![]() 横浜では、3月から、新たなコーチングセミナーが開始されます。 ~6回シリーズ~ 指導者のためのコーチングレッスン講座(上級前期) コーチ力アップ編 コーチング導入教室への準備 講師:保科陽子コーチ 木下尚子コーチ 初級・中級・上級(前期後期)・クリエイティブ(前期後期)をすべて受講すると、 「全過程終了証」が頂けるそうです。受ける順番は初級からでなくても大丈夫のようです。 コーチングをご自身の教室に取り入れてみたい方、 ご自身の子育てを見直したい方は、ぜひ行かれてみてください。 (6回シリーズですが、単発受講でもOKだそうです) 詳しくは045-311-1200 ヤマハミュージック東京 横浜店か 保科陽子コーチへ直接お問い合わせください。 HP:http://www.coachinglesson.com/index.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.02.02 08:05:05
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