ゆるい人生? 2・27
“厳しく”も“ゆるく”も、”どんな人生を辿っていくのか”の問いかけに対しての答えは、ヒトそれぞれじゃないかと思いますが…。記事 歳をとるほど”ゆるく生きる”ことが重要になるワケ 参照上の記事によりますと、歳をとるほど、体力が低下し、出来ることが少なくなり、”ストレスが溜まってくる”と同時に、他人にも厳しくなりがちでして、”人間関係にも悪影響を及ぼし”、生きる世界が狭くなってしまい、それを避けるためにも、”ゆるく生きる”べきなのだというのです。何だか、もっともな気もしないではないのですが、やはり“変です”ね。まあ、少し考えてみて下さい。前段の”ストレスが溜まる”点についてですが、そのようなヒトもいるのでしょうが、必ずしも、そうではないヒトも結構多いのです。何かのモノやコトに取り組んでいる方に、そうした例が多いと思われます。かれらの場合、その行為自体に歓びがあるはずでして、その結果の良否は二の次と考えるでしょうから、”ストレス”とは無縁となるでしょう。自分で自分の結果に“満足”しているのです。後段の”人間関係に悪影響”をもたらし、生きにくくなるという点ですが、人間関係に頼りがちな方は、概して、“自律の度合い”が低い傾向にあり、絶えず、他者の行動を気づかっているはずでして、彼らには、そもそも、人間関係の悪化はないのです。自分に相性のよい人たちのグループに住んでいるのですから…。ちなみに、“自律度の高い方”は、前段の世界観のなかに住んでいると断じてよいように思われます。こうして、歳をとるほど、“ゆるく生きるべし“なる上の提言は、ほとんど無意味なことがわかります。自分の途を行けば、それが“十分”なのだということでしょう…。