食料危機の到来? 3・4
ニッポンは、いま、まさしく”わが世の春”を謳歌しているようなのですが、迫りくる食糧危機を感じているヒトは…。記事 資本主義の危機で日本でも「イモのつる」ばかり食べる時代がこれからやってくる 参照上の記事は、評論家と大学教授との対談の内容にもとづいてかかれているようですが、その記事では、ニッポンに“資本主義の危機”がどのようにして生じるのかとか、その時の経済の仕組みから推測して、どのような“食糧危機”が発生するのかという、肝心のところが示されていない。したがいまして、それらの問題については、当方の論理で考えていくしかないでしょう。さっそくですが、前段の”ニッポンにおける資本主義の危機”ですが、大いにありえますね。その契機は、やはり”巨大災害”でしょう。ニッポンの中枢部が壊滅的な被害に見舞われるのです。5年や10年で立ち直れるか? 楽観できないでしょう。その間のニッポンの生産力は最低レベルに失墜してしまうのです。つまり、企業の価値増殖が破綻してしまうのです。まさしく、資本主義の危機でしょう。そして、食糧危機なのですが、これも文字通りに覚悟せねばなりません。なぜなら、ニッポンの現行の農業は、”自給自足”ではなく、”外国資源依存”で成りたっていますから、それの入手が滞りましたら、農業生産は地に堕ちるに違いありません。”肥料”にしろ、”エネルギー”にしろ、”資材”にしろ…。資本主義という価値増殖の仕組みが破綻して、世の中から食糧が消えてしまう。戦後の、あの動乱期の再来でしょう。”強者”は、何とか”生き残り”、”弱者”は、”飢えの局面”に追い込まれる。まあ、”地獄図”です。これらに対する、根本的な対策は、なんらとられていません。相も変わらずに”自由貿易”であり、”加工貿易”です。こんな政府を容認している国民は、そのツケをいやと云うほどに味あわねばならないでしょう。残念なことに…。