錦仙峡散策 10・20
小バスツアーとシャレて、滝の上の錦仙峡を散策してまいりました。期待は紅葉です。ご覧ください。滝上町の中心部に則してながれる猪滑川…。その両岸には奇岩が露出し、豊かな水流が流れ下っております。ときは晩秋、紅葉の盛りの時期…。期待にたがわぬ景観を見せてくれていました。この日のバスツアー…。北見からの出発でしたが、乗客総数は18名…。年配者がほとんどかと予想していましたが、それなりに若い方もお見えでして…。6名ほどの小グループごとに、現地のガイドさんがつき、丁寧な案内をおこなってくれました。勉強になりましたです。ハイ…。滝上町は地震のほとんど起きない土地とか…。せいぜい震度1ほどの弱震がごくごくたまに感じられる程度なのだとも…。”滝上町に住みた~い”との黄色い声があがりましたですね。気持ちは大いにわかります。なにせ地震列島とは無縁の土地柄なのですから…。その秘訣は、この川の両岸に切り立って見える岩盤にありなのだそうです。北米プレート上の硬い岩盤が地面の揺れを抑えてくれているとも…。なお、この岩盤、はるか襟裳岬まで達していると説明されて、思わず目を白黒…。わが町にも及んでいてくれたらよかったのに…。この渓流は、道内の太公望には聞こえた名所…。夏季を挟んで多くの釣り人で賑わうようです。春の芝桜、夏の川釣り、そして秋の紅葉…。良いところですね。滝上町は…。そうなのですが、現実は、2022年調査で人口が2395人と漸減状態となっております。きびしい過疎にさらされているといえましょうか…。しかしながら、この少ない人口をして、豊かな暮らしや充実した活動が成り立っているのであれば、云うことなしなのです。そのあたりは、いま少し立ち入って調べさせていただかねば何ともいえないところかと…。とはいえ、ガイドに立ってくれた青年を見るかぎりで、目力(メジカラ)はゆるぎなくしっかりしておりました。心配ご無用なのかも…。町の”民の力”からの町外へ向けての情報発信で、町の中の老いも若きも湧いてくるのじゃないでしょうか…。オッと、この点も云わぬが華かと…。