コミュニケーション法 6・6
いま企業内で職場内の従業員間におけるコミュニケーションをどのように成立させるかが問われているのだそうです。知りませんでした…。上の記事を読むと、ニッポンの企業の中では、伝統的なというか慣習的なコミュケが大手を振って成立していて、上下関係を背景にして上位者による下位者へのハラスメント的な行為が普通に見られるというのです。この地位を背にした指示の押し付けがなされているとすると、当該の職場はブラック化しますし、しいては企業全体もそうなるといって間違いないでしょう。直すべきです。当然に…。記事の中では、ASBI(Ask, Situation, Behavior, Impact) に沿ったコミュケを勧めていますね。たとえば、いま話をしてもいいですか? あの時の状況はこうでしたね。あなたはこのように対処しましたね。その結果はこのようになりました。これについて、あなたはどう思いますか?というように…。良くない結果を招いた職務行動について頭ごなしに叱りつけたり、誹謗したり、ネガティブな判断をくだしたりするやり方、とりわけ部下の人格否定を言い募るやり方とは雲泥の差があるのです。明白でしょう…。後段のブラック型のコミュケ法を改めまして、ASBI法を取り入れるためには、しかるべき研修が用意されているようです。地位を権力の源泉とみるような旧習を脱して、それを業務領域とか責任範囲とかと認識して、コミュケは基本的に”個人”対”個人”の対等な関係性とみることができるか否かがカギでしょう。若くして”ボス”となるのが普通の時代ですから、後段のような古いやり方は下位者の離反を招くだけでしょう。ニッポンの企業がいまだにそのような有りように留まっているとしたら、ニッポン経済の”明日”はないと覚悟するべきです。まちがいなく…。