さくらの滝 6・16
2度目の来訪でした。さくらの滝…。小さなバス旅行の一環としておとづれた”みどころ”です。上の写真が”さくらの滝”です。サクラマスが3匹、滝を超えようとジャンプでいどんでいるのがわかります。ここは、オホーツク海にそそぐ斜里川の上流域といえましょうか…。なにゆえに、このような滝が生じたのかはわかりませんが、魚たちにとっては、大きな障壁と云えましょう。この滝の近くに設置された案内板によりますと、川で生まれ育ったヤマメが流れを下って海にでて、サクラマスとなって戻ってくるのだとか…。この滝を乗り越えた魚だけが、最上流域で、種の存続の営みをおこなう機会がえられるとも…。ほぼ3000匹の魚たちの必死のジャップ…。見ているわたし達も、おもわず、力が入ります。がんばれ、諦めるなと…。見物はわずか10分ほどでしたが、その間に、多くの挑戦がなされましたが、その願いをはたした”果報もの”は、わずかに1匹だけでしたね。彼/彼女は水の流れ落ちる角口にだとりついて、全力で水流を突き破って上流目指して泳ぎ去りました。おめでとう。よかったね…。生きるものの必死の姿は、なんど見ても美しい…。この滝の両側部に遡上しやすいように人工的に魚道をつくってやればいいのにな~と、いらざる思いを去来させながら、さくらの滝を去ったのでした…。