資源回収 2・15
資源回収って、どこの自治体でも実施していますよね。公的な活動の一環として…。イラスト 資源回収今回、不覚にも病を得て、自宅療養を続けなければならない身上となってみて、気づいた点がいくつかありましたですね。資源回収もその一つ…。これって、ニコニコ笑って、回収に参加できるほどに気楽な活動ではないのです。おそらく、自治体の職員は、この事実にまったく気づいていない…。ヤツガレの住む地域の町内会では、資源回収を定まった曜日に定まった場所(集積所)へ持ち運ぶことで、実施しています。当りまえじゃんと思っている方がおられるとしましたら、認識が甘い…。少なくとも、隣町では、各宅へ回収車がでむき実施している…。集積所での回収と各宅でのそれとの違いは、どこにあるのでしょうか? いわずもがなではありますが、前者は、その場所まで、個人が資源を運んでいかねばならないのに対して、後者では、家の前のゴミケージへ入れておけばOK…。どちらの方式が住民にやさしいのか? 考えるまでもなく、後者の方式でしょう。行政が住民に寄りそうを心がけるのであれば、一も二もなく、後者の仕組みを導入するべきなのです。ここの自治体は、それができていない。アァ、情けない…。一般ごみでは、月曜日が燃えるゴミ、水曜日が燃えないゴミと指定され、いずれも、家の直前のケージにて回収されています。資源ゴミは火曜日の回収ですので、宅回収であっても、それとバッティングする恐れは皆無なのです。やろうと思えば、いつでも実施できる。資源ゴミの回収も、各宅ごとに変更するべきなのです。このように主張するわけは、しごく明らかです。住民の高齢化と体調不具合の進行です。集積所までの持ち込みに気後れないしは困難がともなう。そこの近隣にお住まいの方はなんともないでしょうが、そんな条件は、ごくわずかな宅しか恵まれていない…。このままに事態が体調面でネガティブな方向へ進んでいくとしますと、ゴミの持ち運びが困難になり、屋内にストックせざるを得なくなり、まちがいなく、”ゴミ屋敷”と化するでしょう。そこにはヒトの住む条件が失われますので、無人化して、“紛うことなきゴミ屋敷”の完成となります。元の住民は、雲隠れしてしまいますから、最終的に、その住宅のゴミは”公費”での撤去となざるを得なくなるのです。ゴミ回収問題は、ここまで予見したうえで、実施のためのシステムを組まねばなりません。ざんねんながら、ヤツガレの住む自治体では、その覚悟もなく、ごみ回収の負担を、平然と、町民に押し付けている。時の経過とともに、これが恐ろしい結末になることを知らねばなりません。いまからでも、おそくはないですから、資源ごみの”各宅回収”へ切りかえるべきです。いい加減に目覚めてよ、自治体さん…。