石狩湾洋上風力発電 8・17
石狩湾で大型洋上風力発電が建設をすすめられていて、本年中にも、電力供給が開始されるとか…。記事 北海道に国内最大級の洋上風力発電設備が建設中 参照北電の電力料金が6月に値上げされて、最も安価な夜間電力で約80%、昼間電力で約50%ほどの大幅アップとなっています。なお、北海道の新電力の電力料金も同様の値上げがなされるか予定されていますが、北電よりも若干は安価になっているようです。電力は、産業にとっても、家庭にとっても、基本となるエネルギーですので、そのような値上げは、きわめてこのましくありません。ニッポンのエネルギー資源は、基本的に外国産への依存で成りたっていますので、国際市場の市況は敏感に国内のエネルギー価格に反映されざるを得ないのです。円高局面では、国際市場の価格は相殺されて、国内市場への影響はないか値下がりとなりえますが、逆に、円安では、それが上乗せされてユーザーに襲いかかって来るのです。今回の電力料金改定は、このような状況の中で発生したのでした。つまりは、一にも二にも、資源の外国依存がなさしめた結果なのでありまして、この関係性を変えぬかぎりは、この先も外国の動向に振り回される不安定性に甘んじなければならないのです。ニッポン経済が、かつてのダントツの強さを取り戻すという”夢”の再現はほぼないのですから…。風力発電は、まちがいなく、エネルギーの国産化の一翼です。初期投資の回収後は、安価なエネルギーの供給源になってくれるはず。この面からも、洋上風力発電に注目していく必要があるでしょう。