カテゴリ:博物学・雑学・歴史・薬学のすすめ
エゴといっても、わだつみ判官が"エゴイスト"だということではなく、エゴはエゴでもエゴノキのお話・・・(笑) ![]() ![]() ![]() エゴノキは材質の堅さと粘りを生かして、かつては火であぶって曲げ、"背負い籠"や"輪かんじき"などに利用されていいましたが、現在でも杖や工芸品に使われたりしますが、魚毒性含有の植物でもあります。 ![]() ![]() ![]() エゴノキの有毒成分は"エゴサポニン"と呼びますが、この毒性を利用して、昔は果実や根を水の中で叩き潰し、魚を麻痺させて採取していたようです。もっとも、この漁法は現在では禁止されています。 また、泡立つことから洗剤の代用で洗濯にも利用されていたとか。 ![]() エゴノキ科の植物は南アメリカ、北アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなどに10属約100種ほどが分布していますが、日本にはエゴノキのほか、ハクウンボクなどが自生します。 エゴノキは、雑木林に普通に見られ、庭園木としても利用されて親しまれている落葉小高木です。 別名を轆轤木(ロクロギ)、萵苣乃木(チシャノキ)とも呼び、岡山県の県北では、「ちない」などと呼んでいるようです。 ![]() ![]() 花は下向きに枝から下がる独特の咲き方です。 和名は、果皮が喉を刺激して"エグ味"があるために("えごい")という言葉から名付けられたそうです。 エゴノキを漢字では「斉敦果」と記されていることもありますが、残念ながら正式ではなく、斉敦果とはオリーブの漢名なのです。(無念。。。) ![]() 『エゴノキ』 エゴノキ科 エゴノキ属 落葉高木 学名:Styrax japonica Sieb. et Zucc. 開花期:5~6月 英名:Japanese snowbell 別名:ロクロギ、チシャノキ 原産:日本在来種 北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国 ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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これ!これ!
なつかしいな~ 小さい時シャボンノキといってましたよ~ エゴノキ? 毒性がある? そうですか~ びっくりです~ かわいいはなでだいすきでした~ ふるさとの山を思い出しますねぇ^O^ (2007年06月11日 23時36分40秒)
昔、川遊びで先輩たちに叩かされたのはこの木だったのかな・・・
(2007年06月12日 05時51分29秒)
エゴノキの花と実が好きです。(^_^)
実は特におもしろいですよね。 ハクウンボクもよく似ていますよね。 お魚とりに使われていたなんて、びっくりです。(^^ゞ (2007年06月12日 20時24分46秒) |
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