キャリアを考える
この年になるとふと後何年生きれるか、健康でいれるか、現役でいれるかサラリーマンを続けるのかと色々と考える。足元では、あとどれ位現在の会社に居るのかを考えている。サラリーマンを続けている理由は?・生活費を賄えるので妻が安心する・様々な人との交流でヒューマンスキルを磨ける・人生訓に出会える・日々クライアントの問題解決に当たることで課題解決力・仮説検証力 など所謂コンサルティングスキルの伸張を図れる・エコノミストとして経済の最前線に陣取れる。・富裕層との付き合いでマスターマインドが身に付く(可能性がある)・金融業界が何だかんだ好きである。・自身のビジネス活動が社会貢献に繋がっている(と信じている)。上記はどれも合っているからこそ続けてこれたし、自分の嗜好と志向にあった様々な条件を満たすビジネスであった。そして最近一番意識しているのが、最終項である。しかしながら、ここに来て本当にお役に立てているのか何のために現在のビジネスに関わっているのかを考えるとどうもしっくりこなくなってきており、違和感があるのだ。明らかにここ2,3年間で社会を捕えるスコープが変わってきていることを実感しており、そろそろ新しいフィールド・ステージへ移行する時期が来ているのかもしれない。ということで現在の外資系銀行の退職と金融コンサルティングファームの立上げまたは参画を本格的に検討するに至った。45才のセミリタイアを考えると金融の世界に居るのは残り数年である。その後は、現在の金融資産からのCFと不動産からのCFで食べながら、地元で社会貢献活動に邁進するつもりである。渡邉美樹さんの「Date your dream」はすっかり有名だが、学生時代に機内で偶然隣り合わせた某メガホテルチェーンのVice Presidentから同様の言葉を贈られた。(機内が空いていたのでBusiness classに搭乗させて頂いた)その10年後、ビジネススクールの担当教授に同じ趣旨の言葉を卒業する際に贈られた。そしてその10年後の現在会社のVice Presidentとの会話の中で同様の話が出た。まさに、Decade cycleでキャリアについて深く考えさせられる局面が来ているということである。まさに自分のあるべき姿と現在の姿のギャップを認識しながら、あるべき姿の自分に到達する期限を設定せよということである。そして、これまでそれに忠実に従ってきた。「自分への辞令は、自分が出す」である。上記を地で行くために、現在の環境を投げ打ってまで起業することは大変なリスク追うことになるが、そもそも外資系であるが上、キャリアアップや起業は結構日常茶飯事でもある。また、金融資産からの上がりや不動産からのインフローもあるので失敗も許容できるため、当方に余計な力が入ることはない。プレッシャーと真正面に対峙できる。問題があるとすれば、生産性である。今以上に忙しくなることで時間の使い方や仕事の仕方を劇的に向上させなければならない。不動産賃貸経営や地元でのNPO活動、家族との時間の確保など忙しいからといって手を抜くことはできない。システム化の推進とゼロベース思考での生産性向上メソッドを考えなければいけない。色々と課題山積ではあるが、苦しくも楽しんでやっていきたい。最後の勤め人キャリアを締めくくるに相応しいエレガントな数年間にしたいと意気込んでいるところである。