カテゴリ:日常のこと
かなりの重傷であると思われた。 施術師は思った・・・ (このレンズカバーが収まる軌道を確保すれば、もしや機能が回復するのではないか?) 何を思ったか、おもむろにカメラを立て「グイッ!」と足で踏んづけた。 施術師と云ってもにわか施術師、全くの素人である。 やることなす事がひどく乱暴なのだな。 それでも不思議な事に、カメラ機能が完璧とは云えぬまでも回復 時折レンズカバーの機嫌が悪い時があったが、写真が取れた・・・ ところがかなり重体であった。症状は日一日と悪化していたのである。 最早撮影者の意思に全く反応しなくなり、なんとかレンズカバーを開こうと たたいたり、ゆすったりしているうちに、被写体は逃げた・・・ ついに施術師の堪忍袋の尾が切れた。施術師は最後の賭けに出た。 もう一度、レンズカバーの軌道を確保しようと・・・ レンズとボディの僅かばかりの隙間にドライバーを差し込んで 「ぐぃ~」とやさしげにひねった。 施術師の優しさも、繊細なカメラには無謀! この時、ドライバーとレンズとの支点にかかった、僅かばかりの重力が レンズの動力を破壊した・・・ カメラの息の根が完全に止まった・・・ この事件はいつしか施術師の家人の知る事となり、きついお目玉・・・ 施術師が必死に施術料をせしめようと魂願するも 「知らない!自分のお小遣いでなんとかしなさい!・・・」 「・・・・」取り付く島もない・・・ そんな訳で、小生の財布からなけなしの金が消え finepix f30 なる新入りがやってきて、いま検視の手伝いをしているのだな。 証拠の写真は、彼が撮った。 もちろん、にわか施術師とは小生の事である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.18 11:08:53
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