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テーマ:車に関するお話(10246)
カテゴリ:車
先日の日曜日は堺の実家で長らく借りていたシャッター付きガレージの中に亡き父がため込んでいたガラクタ類を撤去する作業を行いました。先日ある程度整理していたので、トラックを借りて積み込み、清掃工場へ持っていきました。
トラックは以前借りたことのあるサンコーレンタカーで借りました。ここは商用車の種類が多く、しかも安価で借りることができるのです。もっとも、商用車ということもあるのでしょうけど、結構キズだらけでかなり使い込んでいる車両が目立ちます。前回借りたハイゼットトラックもキズだらけだったのですけどね。 今回は荷物の量を考慮して2t平トラックを借りました。トラックの銘柄は何かなって思っていたら三菱キャンターでした。キャンターは1963年に登場した三菱の1.2~4.8tまでをカバーする小型トラックで、今回借りた車両は7代目にあたるものです。この辺りのクラスはエルフ(いすゞ)、アトラス(ニッサン)、タイタン(マツダ)、ダイナ(トヨタ)、デュトロ(日野)と各社ともそろえておりますが、アトラスとタイタンはエルフの、ダイナはデュトロのOEM供給となっています。三菱とニッサンは軽自動車部門ではOEM供給を行っているところですが、トラック部門では違うんですね。だから、三菱はどこへもOEM供給を行っていないのです。 さて、トラックを借りる手続きをして、キズの確認を店の人立ち会いの下で行いました。価格の安いところはこの辺りもいい加減で、あとでぼったくるなんていう話を聞いたことがあるのですが、ここはきちんと立ち会って確認してくれます。今回借りたキャンターも前回のハイゼットトラック同様キズだらけでしたけど、「この辺の傷は気にしなくて結構です」とのことで安心して運転することが出来ました。 ところで、「クラッチ踏まないと死んじゃう」私のこと、今回借りたキャンターもMT車です。「全然乗ったことのないトラックにいきなり乗って運転できるの? 半クラッチとか・・・」って思われるかもしれませんが、意外と大丈夫なのです。普段からMT車に乗っているせいもあるのですが、半クラッチなんてすぐにできますし、車幅や長さなんていうのも少し走ればわかります。エンストなんて無縁なのです。 それから、このクラスのトラックには「排気ブレーキ」というものが標準で装備されています。これは『車両に働く制動力の原理はエンジンブレーキと同様で、エンジンの回転抵抗を利用したものである。排気管の途中に設けられたバルブを閉じることで排気圧力を高め、エンジンにかかるコンプレッサのような負荷、すなわちポンピングロスを通常より大きくして回転速度を抑制する。これによりエンジンブレーキの約1.8倍の制動力を発生させると言われている。』(ウィキペディアから引用)というもので、ハンドル左側のスイッチを上に上げてアクセルを離すと「ウーーン」というエンジン音とともにブレーキがかかるものです。バスやトラックなんかでそんな音を聞かれた方も多いと思います。これ、意外と使えるんですよ~ さて、このキャンターを借りて実家へ行きまして、ガラクタを積み込みました。思いの外、積み込む荷物の量が少なかったので2t車でなくても1t車でも十分のようでした。ただ、荷台が広いので積み下ろしはとても楽でした。 ![]() この荷物を堺市東区にある「クリーンセンター東工場」へ持っていきました。粗大ゴミを持ち込んで処理してくれるわけで、私は堺市民ではないので弟も一緒に行きました。まず、手続きを行い、トラックごと計量を行った後に破砕工場へ向かいました。破砕工場では積んできたガラクタ全てを大きなバゲットの中に放り込みましたが、ガラクタの中にあった車の部品(ガラスやミラー)は処理できないということで持ち帰りになりました。 全て放り込んだ後に再度トラックごと計量を行い、所定の処理費用を支払って終了となりました。引き取ってもらえなかった車の部品については、その帰りに弟がお世話になっている修理工場へ持って行きまして処理してもらうことにしました。 一連の作業が終了して、キャンターを返す前に少し時間があったので、堺港の方へ行ってみました。ここは直線道路があって少し飛ばすことができるのです。とはいっても、所詮はトラックですからね、大して飛ばせませんし、路面が悪いと後ろがはねまくるので乗り心地はそんなによくありません。ただ、トラックはラダーフレーム(はしご状のシャシーにボディーが載っている)故に車体はどっしりしているので、安心感はあります。 ![]() それから返す前に燃料を満タンにしなければなりませんが、燃費は10km/lでした。重い荷物を積んでいなかったこともあるのでしょうけど、排気量が4000ccのトラックがこれだけ燃費良かったらいいですね。 キャンターを返して、再び自分のデリカSWに乗りました。今日はキャンター、車検時にはミニキャブと偶然にも三菱車ばかり乗ることができ、三菱党の私にとってもうれしいことですが、やはりデリカSWがしっくりきますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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